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鎌倉時代福岡一文字派の大名工・後鳥羽院番鍛冶 「 備州長船助宗 」 尾張徳川家旧蔵品・大名家御家流鞘書き有り・特別貴重刀剣

「備州長船助宗」は、鎌倉時代初期の備前（岡山県）福岡一文字派の刀工である。 一文字派の祖である「則宗」とともに（ 後鳥羽上皇 ）の御番鍛冶に選ばれた。 御番鍛冶とは、多芸多才で知られる後鳥羽上皇は武道にも秀で、自ら日本刀を打ったと伝えられるほど、歴代皇族の中でも異彩を放つ天才肌の天皇と言えます。 武術、文化、芸術を尊重するその想いは、優れた才能を発揮する人を庇護（ひご）し、時に共同作業を通して後世に作品を残した。 刀剣においては往時の優秀な刀工を月番にして刀を鍛えさせた。 その名誉ある月番鍛冶に選ばれた刀工が「御番鍛冶」と称されるようになりました。

本作磨上られているが、身幅尋常優雅な太刀姿で、鍛えは板目に杢目を交えて良く詰み、ときに荒々しく肌立ち、地沸厚く付き、細かな地景入り、乱れ映り判然と立つ。 直刃調に小乱れ刃を交えた華やかな一文字丁子刃文を焼いて丁子乱れ、小互の目、小乱れを交え、刃縁匂い勝ちに小沸付いて明るく冴え、刃中丁子足、葉盛んに入る。
「助宗」在銘の数少ない作品の１つです。 本作登録証は登録制度が始まった昭和２６年４月の最初期文化財登録で、蔵鞘には「 尾張徳川家 」の旧蔵品であった旨が記されています。 記載写真のように、昭和２５年愛知県刀剣審査委員会の鑑定小札も付属し、特別貴重刀剣認定書も付属致しております。

本刀は委託品でございますが、なるべく売り切らせて頂きますので、皆様のご入札をお待ち致しております。 本刀古研ぎの状態のままでございますので、写真の様に少々のヒケございます事、ご了承ください。 尚、お刀の状態につきましては記載写真良くご参照の上ご納得での入札をお願い致します。 又、評価の悪い方等の入札は、当方の判断にて取り消させて頂きます場合がございます事ご了承ください。 評価新規のお方様でも入札は、出来ますが、必ず質問欄より入札のご意志を連絡下さい。 連絡なき入札は取り消させて頂きます。
落札後は、速やかにお取引き頂けますお方様のみご入札をお願い致します。 又、落札後はいかなる理由でもキャンセルは受け付けませんので入札前に十分にご検討下さいますようお願い致します。 及び落札後の質問にもお答え出来ませんので、気になる点ございましたらオークション開催中に何なりとご遠慮なくご質問下さいませ。

長さ・・・2尺2寸6分
元幅・・・約2.9ｃｍ
先幅・・・約2.0ｃｍ
元重・・・約6.5ｍｍ
先重・・・約5.0ｍｍ