拍卖号：b1179046671

开始时间：03/30/2025 19:29:53

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【法 量】

• 登 録：昭和参拾弐年拾壱月弐拾日 山形縣 第19728号（山形縣東村山郡）
• 種 別：太刀
• 時 代：鎌倉時代中期 弘安頃
• 鑑 定：産出のため未鑑定
• 表 銘：（太刀銘）国宗（備前三郎）
• 刃 長：約七十五・三〇糎（センチメートル）有之
• 反 り：約二・三六糎有之
• 元 幅：約三・二二糎有之
• 先 幅：約二・三六糎有之
• 元 重：約〇・七八糎有之
• 先 重：約〇・五二糎有之
• 重 量：約八百六拾壱・〇〇グラム有之
• 釘 孔：弐個（内壱個は産孔）
• 形 状：鎬造、庵棟、身幅尋常、元先の幅差ややつき、踏張りがあり、腰反り高く、先へも反り加わり、中鋒
• 地 鉄：板目に杢交じり、総体に肌立ち、地沸微麗につき、地景入り、乱れ映り立つ
• 刃 文：小丁子に小互ノ目、角ばる刃、尖り刃等交じり、足・葉よく入り、小沸つき、匂口処々うるみ、金筋・砂流しかかり、匂口明るい
• 中 心：ほぼ産茎、先切り、鑢目不明（勝手下がり）、目釘孔弐個
• 附 帯：時代ハバキ（下貝のみ）、時代白鞘（鞘のみ）
• 状 態：令和六年拾壱月に山形縣東村山郡社殿屋根裏に於いて錆身状態で発見後、日本刀剣研磨処中俣に於いて美術刀研磨（期間：自令和六年十二月、至令和七年参月弐拾日）済み

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【所 見】

「国宗」備前三郎国宗は直宗系に属し直宗の子・国真の三男であるところから「備前三郎」と呼ばれ夙に著名である。後に鎌倉幕府第五代執権・北条時頼公に招聘されて鎌倉に移住し同国の福岡一文字派の助真や京の粟田口国綱等と共に相州鍛冶の先駆者の一工となった。武田信玄公や上杉謙信公等の戦国大名に佩用され遺作は比較的に多く残り細身の優しい姿に直ぐ刃調の穏やかな刃文を焼いたものもあれば身幅の広い力強い太刀姿に丁子主調の華やかな乱れ刃を焼いたものもありその作域は広く特に乱れ刃の作風のものには古来「備前三郎の白染み」と称して刃中に染みがあらわれるところが特色とされている。その技倆は古今比類無く高く評価されており本朝鍛冶考及び掌中古刀銘鑑に於いて位列は「古刀最上作」に列せられている。本作は地鉄板目に杢が交じり総体に肌立った鍛えに地沸が微麗につき乱れ映りが立ち刃文は小丁子に小互ノ目・角ばる刃・尖り刃等交じり足・葉よく入り小沸がつき匂口が処々うるみ金筋・砂流しがかかる等の作柄で板目の総体に肌立つ鍛えや処々「備前三郎の白染み」と称される態が看て取れる等同工の特徴が窺える。国宗の比較的穏和な部類の作域を示して出来優れ茎の銘字が鮮明である。この太刀は令和六年拾壱月に山形縣東村山郡の社殿屋根裏に於いて時代ハバキ（下貝のみ）及び時代白鞘（鞘のみ）に納められた錆身の状態で発見された国宗で令和六年十二月から令和七年参月弐拾日の期間で日本刀剣研磨処中俣の中俣利夫氏に依頼して美術刀研磨を施している。次回審査に申請する予定であったが興里（特保）の購入資金に充てるため売却を検討しております。※原則として貴重な文化財として手入れ・保存が出来る御方ルールを守れる御方のみご参加下さい。評価の低い方・新規入札の方は必ず質問欄より購入のご意思をお示し下さい。未鑑定のためノークレーム・ノーリターンとさせて頂きます。

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【画 像】