
「ロレンス研究 旅と異郷」
D.H.ロレンス研究会 / 朝日出版社
定価: ¥ 3,080
旅に生き、旅に病んで、ロレンスの夢は異郷と故郷の枯野をかけめぐった。そのロレンスの旅の言説を、さまざまなアプローチで解剖する。
※ 主に外面ですがコスレや小シワ、裁断面の黒ずみなど通常レベルの使用感があります。大きな傷みはなく、紙面もいたってきれいです。
■目次
◎序
・視線は交差するか?―旅文学における表象をめぐる諸問題〈浅井雅志〉
◎「異郷」の理想と現実―アメリカ表象をめぐって
・『メキシコの朝』におけるロレンスの二つの顔〈有為楠泉〉
・『イタリアの薄明』、『海とサルデーニア』との関連で読む『メキシコの朝』〈山本智弘〉
・表象の揺らぎ―『メキシコの朝』における言説の二重性〈福田圭三〉
・旅人の表象としての蝿と蛇―アメリカ旅行記における「深みの想像力」〈田部井世志子〉
◎「故郷」の中の「異郷」―ヨーロッパ表象の諸相
・ロレンスとドイツ―『ヨーロッパ史のうねり』におけるドイツ表象と反独プロパガンダ〈岩井学〉
・ロレンス、サルデーニャ、(反)ツーリズム―『海とサルディーニャ』の記号世界を旅する〈霜鳥慶邦〉
・『エトルリアの遺跡』―「生命の霊妙なる力」を求める旅〈鎌田明子〉
・ロレンスのイギリス「旅行記」―晩年のエッセイにおける旅人の視点〈吉村宏一〉
【管理用】
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ロレンス研究 旅と異郷 D.H.ロレンス研究会/編