
雑誌です。
ウクライナへの侵攻が問題となっているロシアは、日本の隣国でもあり、どう向き合うかは極めて重要な問題です。
遡ること150年前、日本とロシアの国交は、幕末に始まりました。
この時にも両国間には様々な葛藤があったものの、20世紀に入ると、日露戦争、シベリア出兵、ノモンハン事件、第二次世界大戦など、軍事的な衝突を繰り返すこととなりました。
しかし、対立ばかりだったわけではなく、幕末には同盟論が提唱されたり、日露協商や日ソ中立条約が締結された時期もありました。
それらの歴史は何を物語るのでしょうか。
今回の特集では、両国の関係史、ロシアの特質などにも触れながら、 今後の日露関係を考えるためのヒントを探っていきます。
特集2は、〈戦国乱世を生き抜いた男 上杉景勝・三番勝負〉。
上杉謙信の陰に隠れがちではありますが、後継者の景勝は、御館の乱、織田信長の侵攻、関ケ原といった窮地を潜り抜け、上杉家を存続させることに成功しています。
危機到来の際に発揮された、景勝の真価とは――。
特別企画は、〈10ポイントでよくわかる! 「鎌倉幕府」の歴史〉。
なぜ、北条氏が権力を握れたのか。なぜ、内紛が続いたのか……。
鎌倉幕府について問われると、意外と答えるのは難しいものです。
そこで本企画では、幕府の歩みを10の視点から見直していきます。
知っているという方でも、思わぬ発見があるかもしれません。