平成15年(2003)に、新人物往来社から出版された
『歴史研究」7月号の特集「スサノヲノ命の謎」の目次は下
記のとおりである。
スサノヲノ命は、日本神話で有名な神である。両親は、
伊奘諾尊(いざなぎのみこと)と伊奘冉尊(いざなみのみ
こと)で、天照大神(あまてらすおおみかみ)の弟でもある。
多くの乱暴を行ったため、天照大神が怒って天の岩屋に
こもり、高天原から追放された。出雲に降り、八岐大蛇
(やまたのおろち)を退治し、奇稲田姫(くしなだひめ)を救
い、大蛇の尾から得た天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)
を天照大神に献じたとされる。『古事記』や『日本書紀』に
は、東洋屈指のSFワールドである。
【目次】
●「スサノヲノ命の謎」(児島健次郎)
●「緑の神・スサノヲノ命」(広谷喜十郎)
●「須佐之男命の新居の謎」(河田吉人)
●「植林事業とスサノヲノ命」(後藤幸彦)
●「ドラマ性に富むスサノヲノ命」(林田秀晴)
●「『出雲風土記』にみるスサノヲノ命」(前山満弘)
●「熊曽国王スサノヲノ命」(小高正吉)
●「草薙剣を追って」(林 道代)
●「素戔嗚尊と牛頭天王」(境 淳伍)
●「もう一人のスサノヲノ」(米山康彦)
●「スサノヲノ命は物部氏の祖」(吉岡健二)
●「スサノヲノ命と誰が名付け」(辻本政晴)、他。
上記の特集記事以外にも、次のよう興味深い記事も所収さ
れている。
●「千利休と後継者」(清水勝一)
●「古代陵墓の謎と矛盾を解くために」(山岸良二)
●「 天保十二年江戸城中で広まった噂ー伊達家仙台藩」(勝部 眞)
●「(北条)早雲の知られざる子息」(清水重久)
●「宮本武蔵の生国と出自について」(大村信孝)、他。
【本の状態と発送について】
今から21年前のものだか、本の状態は新品同様レベル
の「美品」である。二冊購入したうちの保存(予備)用の
ものなので申し分ない。発送はネコポスかゆうパケットの
どちらかです。