平成14年(2002)2月5日(水)午後6時30分から、
横浜・桜木町紅葉坂の神奈川県立青少年センターホール
で行われた横浜にぎわい座プレ興行「立川談志・桂三枝
落語構造改革宣/ゲスト玉置宏・澤田隆治」の稀少チラ
シである。
談志と三枝という東西の落語界重鎮に、かつてのラジ
オ寄席の名司会者の玉置宏、花王名人劇場の名プロデュ
ーサーの澤田隆治がゲストというおもしろい企画であっ
た。この日、私も会場へ遅ればせながら駆けつけたが、
プログラムを頂戴した記憶がないので、このチラシがす
べてである。
談志は、かつて、昭和の名人上手が相次いで死去し、
圓生までも急逝した時に「落語は天然記念物みたいにな
っちゃうのか・・・」と、高座で漏らしたことがある。その年
の秋、「花王名人劇場」を毎週日曜ヨルの放送に立ち上げ、
落語や漫才はもとより寄席芸全般を大衆に訴えたのが澤
田隆治である。玉置宏はかつては「お口の恋人ロッテの
歌番組」の名司会者であったが、晩年はラジオ寄席名ナ
ビゲーターを務めた。
その3人の揃い踏みで、彼らが落語界の今をどう認識し
その将来をどう考えているのかを聴きたくて、私は青少
年センターに駆けつけた。この落語会の3カ月後、談志は
「二つ目への昇進意欲が感じられない」として、立川流
の前座門弟、立川キウイ、立川談修、立川志加吾(現登
龍亭獅篭)、立川談号(現登龍亭幸福)、立川談大、立
川談吉をまとめて破門した。その一年後に破門者の復帰
試験を実施した。落語界のマンネリズムを打破した、家
元流の落語構造改革宣言の狼煙を上げたように感じられ
た・・・・。
状態は、今から約20年前の稀少チラシだが、美品に
近い「上」レベルである。送料は下記のとおり。