『名城をゆく2 姫路城』平成16年(2004)に、小学館
から出版された『名城をゆく2 姫路城』である。天下の
名城(国宝)にして、今や世界文化遺産、平成の長期間
の修復工事により、より白亜の天守が際立っている。
最近の新型コロナ下では、ライトアップされた美しい夜景
が、市民に明日への勇気と希望を与えている。
※デジカメの充電をし忘れ、電池切れで貼付写真が少な
くて、ごめんなさい!
【小生の姫路城雑感】
中世の『太平記』の世から、歴史ある城が姫路城である。
天下泰平の江戸の世には、白亜を彩った城から〝白鷺城〟と
うたわれた。その美しい城は、吉川英治の『宮本武蔵』では、
武蔵に改心と修養の場を与えた城と描かれ、そのチャンスを
与えた名君が池田輝政であった。この城には、豊臣秀吉、黒
田官兵衛、徳川家康・秀忠、後藤又兵衛、千姫・督姫など、
数多くの歴史に爪痕を残したヒーロー&ヒロインの血と汗と
涙がしみている・・・・。
今日では、国宝・重要文化財、そして、世界遺産となった
姫路城は、その建築技術にも目を見張るものがある。匠と讃
えられた大工や名工らの至高の技が、石垣や漆喰壁、柱や天
間、床や屋根瓦などはもとより、目に見えない土台にまで丹
念に行き届いている。
歴史の妙は、いかなる名城といえども、その城主や家臣、
姫など住人によって、慈悲深い物語も生まれれば、悪しき修
羅の怨念の伝説も生まれる。本城は、本能寺の変後、備中・
高松城を水攻め中の秀吉が大返しをし、光秀を追討する上で
の拠点となった。秀吉の天下人へのスタートは、この姫路城
だった。また、乱世に翻弄された秀頼の妻の千姫も、大坂落
城後、豊臣御一門と死別し嫁いだ因縁深き城である。
【状態と発送方法】
状態に関しては、『名城をゆく2 姫路城』は「美本」である。
発送はゆうパケット210円です。