【 30年熟成超希少ローヌ 】
フランスを代表する歴史あるアペラシオンの一つ、「シャトーヌフ・デュ・パプ」。
『法王の城』と名付けられたこのアペラシオンは、
丸石が転がる非常にユニークな土壌が最大の特徴であり、
比類なき多彩な表情を持つワインが生み出される
唯一無二のワイン銘醸地です。
シャトーヌフ・デュ・パプを象徴する、赤い粘土の上を埋め尽す、古代ローヌ川によって運ばれたゴロゴロと転がる圧挺の丸石。
この丸石は一見すると乾燥した荒れ地にしか見えませんが、
ブドウ栽培にとっては抜群の通気性と水捌けの良さを産む素晴らしい地理的優位性です。
乾燥し痩せた土壌のおかげで、ブドウ樹は栄養を求め地中深くへ根を伸ばして、
ミネラル分を豊富に含んだ地下水を吸収します。
またこの丸石は日中の太陽熱を蓄えて夜中に保温の役目を果たし、ブドウの成熟に大きく貢献。
健全で凝縮感をもったブドウが見事に結実します。
これこそがシャトーヌフ・デュ・パプのテロワールのユニークなキャラクター要因となっています。
そしてもう一つシャトーヌフ・デュ・パプの個性に欠かせないものが
「認定ブドウ品種」。
シャトーヌフ・デュ・パプに使用できるブドウ品種は、
グルナッシュやシラー、ムールヴェードル、サンソー、クレレット、ヴァカレーズ、ブールブーラン、ルーサンヌ、クノワーズ、
ミュスカルダン、ピクプール、ピカルダン、テレ・ノワールと、
実に13品種にも及び、
フランス全A.O.C中でも最多のブドウ品種数を誇ります。
これら13種全てをブレンドしてもA.O.Cシャトーヌフ・デュ・パプと呼べるワインを造ることができますが、
5~6種のみをブレンド、はたまたグルナッシュだけを使用してワインを造ることもあり、
使用するブドウ品種の割合によってシャトーヌフ・デュ・パプだけがもつ強烈な個性が放たれます。
生産者は、1670年にまで遡る歴史あるfamille Brunel(ブルネル家)。
この「シャトー・ドゥ・ラ・ガルディーヌ」は、1945年より所有します。
作付面積の70%をグレナッシュ
20%をシラー
5%をムールヴェードル
5%をサンソー&ミュスカルダンが占めています。
敷地面積52haのブドウ畑(48haの赤と4haの白)の生産の7割が、約30か国の海外向けに輸出されます。
日本には限られたルートで極僅かしか輸入されない、
現存するたいへん希少価値が高い1本になります。
1995年は、南ローヌの当たり年。
気候の恩恵を存分に受けた良質ブドウが収穫出来ました。
深みのある褐色を帯びたルージュの外観。
南国フルーツ、エキゾチックスパイス、お香を思わせる爆発的なブーケがグラスから溢れ出ます。
口に含むと、大地の温かさが伝わり非常に豊かで力強い。
30年の熟成ポテンシャルが素晴らしいバランスを魅せています。
また非対称の伝統的ボトルに収まり、個性際立つ魅力を放っています。