
自宅保管の品です。中身は大変美品ですが古いものですので、表紙など若干の経年変化はございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。
不肖・宮嶋&忍者・大倉一撮入魂!
大倉乾吾と宮嶋茂樹
「拘置所で立って歩く麻原彰晃」「金正日のあまりにも薄い後頭部」などのスクープ写真はいかにして撮影されたか? スクープに命をかけた、2人のカメラマンによる大爆笑の「ジャーナリズム漫才」。
スクープの代償―拘置所の麻原の撮影に成功
御巣鷹山ノボレ―日航ジャンボ機墜落
そして誰もいなくなった―伊豆大島噴火、大島島民避難
「世紀の恋」をスッポンポンに―貴りえ、婚約から破局へ
コードネームは「OM」―小和田雅子さま皇太子妃に
センセイをいぶりだせ―故・梶山静六氏に密着
おらが田舎にセナがやってきた―岡山・英田町でF1開催
政治家は二度死ぬ―山崎拓氏、深夜の密会疑惑
臨界への挑戦―東海村原発、放射能漏れ
追っかけはタイヤを換えてゼニかけて―オウム上祐、広島刑務所より出所
巨悪はよく眠る―許永中被告の大がかりな移送
この親にしてこの子あり―池田小学校児童殺傷事件
センチメンタル・ジャーニー―金正日、ロシア公式訪問
レビューより
ともかくも面白い対談集です。つっこみも鮮やかですが二人の撮った決定的な写真が、豊富なコメントともにのせられています。御巣鷹山やオウム、伊豆大島と許永中と細かい事件の事情についてもくわしいです。近年、マスコミという場所の暴露本は多いですが、くだらない暴露に終わらず、カメラマンという職業の面白さや難しさをも語り尽くしています。
臨界事故を起こした東海村JCOの建物を高所クレーンから撮影するという発想は不肖・宮嶋のアイデアの豊富さをあらわしたショットだと思うけど、それより、こういう話もまざるから、宮嶋の本は単なる爆笑モノに終わらない。
宮嶋 臨界事故直後のときに、被爆でなくなった方の1人。その人が決死の消火をせんかったら、もっとシャレんならん第三次になっとったっちゅう話もあるで。「誰か死んでくれる奴おらんか!?」で、「私がいきましょう」と1歩前に出てバケツ1つ持って現場に突っ込んでいったって…。
池田小学校で6人を殺した宅間の父親が、息子の手記をテレビ局に売り飛ばして、大阪府警がカンカンに怒ったとか、あまりにもモノやカネをセビルのにアタマにきた不肖・宮嶋がお得意の「正義のフラッシュ」を浴びせかけるところなども考えさせられる。