★Freeway★c1930-2002 ロイヤル・コペンハーゲン「ブルー・フラワー」。アール・デコ期に登場した青絵限定版。10/8500の番号有す。レア

★Freeway★c1930-2002 ロイヤル・コペンハーゲン「ブルー・フラワー」。アール・デコ期に登場した青絵限定版。10/8500の番号有す。レア 收藏

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c1930-2002 Royal Copenhagen “Blue Flowers”


ロイヤル・コペンハーゲン
「ブルー・フラワー」


8500製作中の10番。トリオで揃った!

この限定版は1920年あたりで製作か

間を置いて、増産されたのだろう

伝統の青絵の花。これが最終か

新しいシェイプに同じハンドペイント


★送料は全国無料。クロネコヤマト便でお送りします。
★常時50点内外を出品中。まだ少数ですがフィギュリンも出品中(アンティーク、コレクション > 工芸品 > 陶芸 > 西洋陶磁 > ロイヤル・ドルトン)
★込み入ったご質問やお問い合わせは次のアドレスへメールしてください。(freeway@deluxe.ocn.ne.jp)


 ロイヤル・コペンハーゲン(Royal Copenhagen)が1930年のアール・デコ期に伝統の青絵の花を新しいシェイプで製作した「ブルー・フラワー」(Blue Flowers)のトリオです。新品からストックされた未使用品の取り寄せ。
 取り寄せ先の簡略なメモには1930年から2002年までこのパターンが製作・販売されたとあります。ただ、出品のトリオは、1889年から1922年まで使われた、グリーンの文字を丸くまとめた中に王冠、その下に青い波線3本というバック・スタンプ。加えてその下に太めの手書き文字で「8500分の10」と記されています。
 これはカップ。ソーサーも全く同じ。B&Bサイドプレートには同じマーク下に「8553分の10」と。プレートは予備を作ったんでしょうか。
 ちょっと、感激。100年近い昔の限定版が番号を揃えられストックされていた。普段は未使用品でも同じバックスタンプで注文はできない。ロイヤル・コペンハーゲンは特別扱いですか。

 たった8500セットしか作ってないのだから、アメリカ等へ配送したら一度になくなる数です。実際はこの8500限定版を1920年あたりに作って完売し、好評に応え、1930年に限定数字を入れないものを増産したのであろう。2002年までずっと作ったわけではない。一度にド~ンと作って、売り切れまで。
 このパターンの場合は、大昔からあるBlue Flowers Braided、Blue Flowers Curvedといったファンにはお馴染みの古典的手描き青絵パターンを増産する際に、同時に増産されたのでしょう。各パターンとも品切れ期間が長くあったはず。ず~っと継続して作られたものではない。
 この窯の絵付け職人はバックスタンプ近くに仲間だけが判るサインらしきものを残していたそうです。掲載の、カップのバック・スタンプの写真をご覧いただくと、青い波がやたら長いところへ、XKという文字が書かれています。これがそうでしょう。ソーサーにはXに小文字続き。B&Bプレートもソーサーと同じ文字。

 ウェッジウッドなんかでも、アルファベットなんかは出てこないが、バッテンしたり、ゴールドをチョイと塗ったりの「汚れ」が19800年代辺りまで見られました。「アレは絵筆の穂先を整えたもの」なんて説明を見た覚えがありますが、そんなこたあ、ないだろう。
 アレは仲間内の塗り師のサイン。コペンハーゲンは文字まで書かせて優遇している。
 Blue Flowersは当然ながら、大昔のシリーズの出発点にあったパターンだったと思います。USAの取り寄せ先の資料には、昔ながらの縦型カップと小さなスクエアなプレートの写真があって、Blue Flowerと紹介されていた。花の形は全く同じ。カップとプレートは厚めのゴールド・エッジで彩色されておりどうやらこれがシリーズ最高峰にしてスターライン製品であったのではないか。ということで、このBlue Flowersはシェイプを違えた復刻版とも考えられる。
 
 ウェッジウッドのトーマス・アレンが考案してブルーの「チャイニーズ・タイガー」を手描きした、ウィリアムズバーグの「ウィンザー・シェイプ」の前身。このシェイプに似てはいます。
 但し、作りは比べ物にならぬほど複雑。口が開いたカップ側面は12面体。カップ底は2段に。カップの容量に影響しないように、底に重みを加えたのでしょう。
 ソーサーは18角。凹凸があって複雑で作りにくい形ですが、白に手描きのブルーの花ということで、その複雑な作り込みが顕にならない。男性にも女性にも受け入れられる柔らかさが強調される結果になっているのが不思議。
 クラフツマン・シップが醸し出すいい味を感じます。ファンもそうでない方も、現代使うにはこれがよろしいのでは。

 カップの高さ6cm、口径9cm。ソーサーとサイドプレートの直径はそれぞれ、14.5cm、15.5cm。3ピースとも新品からストックされた未使用品。カップ容量は十分。コーヒーの色も似合うと思います。重量もあります。

★Royal Copenhagen★黎明期のみ
 ジュリアン・マリー王妃の保護のもと、1775 年 5 月 1 日にロイヤル・コペンハーゲン磁器工場が設立されるまでに、中国人から磁器作りの秘密を聞き出すための粘り強い努力が 100 年以上経過しました。
 ドレスデンでは錬金術師ヨハン・フリードリヒ・ベトガーが、ヨーロッパ初の磁器を製造しましたが、アウグスト強王は錬金術師とその製法の両方を熱心に守っていました。
 世紀が進むにつれて、ヨーロッパの多くの王国が独自の磁器工場の設立に成功し、そこで「ホワイト・ゴールド」と呼ばれる希少な素材を生産しています。
 デンマークでは、化学者のフランツ・ヘンリヒ・ミュラーがこの事業に心血を注いでいます。長年にわたる実験と試練の末、彼は誰もが欲しがる硬質磁器の製造に成功し、王室の支援を受けることになりました。
 デンマークのエーレスンド海峡、ストア・ベルト海峡、リール・ベルト海峡の3つの海峡を象徴する3本の波線が商標として採用されています。
 コペンハーゲンの中心部、コブマゲルガデにある古い郵便ヤードを工場の敷地として改装しました。

 1775年: ブルーフルーテッド
 1779年: 国王が磁器工場を乗っ取る 1779年: ブルーフラワー
 工場の最初の数年間は、変動する粗悪な原材料、経験不足、焼成の失敗、期待外れの実験などとの厳しい日々の闘いでした。
 しかし、ミュラーと少数精鋭の職人チームは、断固として粘り強く働き、工房が存続し続ける強固な基盤を築くことに成功し、1779 年に絶対君主クリスチャン 7 世が即位して引き継ぎ、磁器工房の将来が保証されることになりました。
 生産される磁器の大部分は釉薬をかける前に青く塗装されることが最初から合意されています。釉下磁器は、磁器の塊と釉薬を融合させるのに必要な非常に高い温度(摂氏1,400度)での焼成が1回だけで済むため、これが最も経済的な方法であることがわかります。
 現時点では、このような高温に耐えられるのはコバルトブルーだけです。 それ以来、それは工場の特徴となっています。

 最初に選ばれたディナー・サービスのパターンはブルーフルーテッドです。 これはヨーロッパの最初の磁器工場で人気のあるパターンです。 ピンと張った様式化された花のモチーフは中国で生まれたため、本物の磁器の典型とみなされています。
 しかし、デンマークだけは今でも手作業で模様を描き続けています。 ブルーフルーテッドは徐々にデンマーク磁器の代名詞となりました。
 1779 年には、現在でも生産されている別の青いディナー サービス「ブルー フラワー」が続きます。 パターンは自然主義的な花の現代的なヨーロッパのスタイルを反映しています。
デンマーク磁器の初開花
 1790 ~ 1802 年: フローラ・ダニカ・サービス
 開花期が続きます。工房の顧客は主に王室と貴族です。磁器は1700年代のステータスシンボルでした。 コーヒーや紅茶のサービス、精巧な大きな花瓶の手数料は、今日では数百万ドルに相当する金額に達します。
 磁器は主に家族や外国君主への贈り物として注文されました。制作された作品は、色とりどりの上絵付けと繊細な造形で豊かな装飾が施されています。
 これらのコミッションの中で最大かつ最も有名なのは、素晴らしいディナー・サービスのフローラ・ダニカです。伝説によると、この作品は 1790 年にデンマーク王によってロシアのエカチェリーナ 2 世のために注文されました。デンマークの植物は、啓蒙時代の最も偉大な植物作品の 1 つであるフローラ・ダニカに掲載された銅版画を模倣した磁器上に再現されています。
 12 年後にこのサービスが王室に届けられると、その数は 1,802 個になりました。 このサービスは、1863 年のデンマークのアレクサンドラ王女と後のイギリス国王エドワード 7 世の結婚を記念して復活しました。
 フローラ・ダニカは現在もロイヤル コペンハーゲンで手描きで描かれています。(後略)


ほかにもたくさん出品しています。ぜひご覧ください。


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No.108.001.003

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