御存知!第一期ディープ・パープル傑作1st「紫の世界」 現行リマスター 輸入盤 未開封新品でございます。
かのAbbey Road StudioでのPeter Mewによる現行リマスターと修復でございます。
低音を強調しエッジを効かせたPeter Mew特有のものでリミックス感がございますが、非常に良心的な音質でございます。
内容は言わずもがな。
ラインナップは貴重な第一期。
御存知!Jon Lord(Key)、御存知!Ritchie Blackmore(G)、名手Ian Paice(Ds)、Rod Evans(Vo、後にCaptain Beyond)、Nick Simper(B、後にWarhorse、Nick Simper's Fandango)でございます。
かのDerek Lawrence(後にWishbone Ashや元YesのPeter Banks参加のFlashを手掛ける)がプロデュースを担当致しております。
制作は何と三日間!
驚くべき制作期間でございますが、キャリアもあり楽曲・演奏共に非常に練られたもので(ほぼ一発録りではございますが)後は録音を待つのみ、と言う事なのでしょうか.......................................................
正直、(当時のレーベルからして)安普請の感が否めませんが、非常に質の高い音楽性。
オルガン中心の「アート・ロック」と呼ばれた音楽性でかのヴァニラ・ファッジと比較された時代のものでございますが、ジョン・ロードのアカデミックさが鍵となる感がございます。
かのYardbirds等に代表される六十年代初期~中期のロック音楽未細分化時代から脱皮しつつある音楽性でございますが、王立音楽院(中退ですが....)出身のジョン・ロードのアカデミックさが背景に目立つもの。
ジョン・ロードのアカデミックさとは言えど、次作以降~ソロ作に繋がる(室内楽団付帯曲の様な)大作主義とは異なるもので「理路整然」とした感のある楽曲や音楽性の感がございます。
ジョン・ロード/リッチー・ブラックモアに代表されるインスト面の個性とロッド・エヴァンスのヴォーカルに代表されるポピュラー面が上手く融合されているもので、
次作以降での棲み分けとも分裂気味の音楽性とは異なる音楽性でございます。
1stシングル”Hush”が大ヒット、アルバムも好セールス。
アメリカ進出前に新作を、という事で次作”詩人タリシエンの世界”が(予算・スケジュールがきちんと組まれたものの)急遽制作されます。
されどバンドの演奏・アンサンブルや音楽性の成長は非常に速いものとなり、その頃にはジョン・ロード/リッチー・ブラックモアのインスト面に代表される音楽性とロッド・エヴァンスのポピュラー性に亀裂が生じつつある状況となります。
現在の「ジャム・バンド」と呼ばれるバンドにも繋がる感のある音楽性でもございます。
ハードロック化した第二期もそうでございますが.....................................
後に登場するかの”Uriah Heep”に繋がる音楽性の感があり、ここから(バンド・コーラスの有り方含め)同じオルガン中心バンド”Uriah Heep”の音楽性の基礎アイデアが生まれた感もございます。
(バンドネタのパクリと取られたからこそ、報復として2nd”Salisbury”一曲目のネタからかの”Highway Star”が生まれたのでしょうか?.............................................)
CDブックレットはリリース時含む貴重な写真・資料を含む非常に充実した内容となっております。
またBBC収録物を含む貴重音源ボーナストラック付でございます。
是非この機会に。
注:発送方法は変更の場合がございます。宜しくお願い致します。