夫の転勤で地方都市に移り住んだ女性が、ふとしたきっかけで市民運動の大切さを知るのだが、いざ地方自治のしくみを勉強しようとなると分からないことだらけ。そこでとなりまちの大学の先生を講師に勉強会を始める―こんな設定で繰り広げられる「自治体学講義」全12章。なにかと複雑な自治体行政について一からてほどき、税金、学校教育、高齢者福祉、都市環境、ごみとリサイクル、学校給食、文化行政、都市計画、はては外国人問題まで、「私たちのまち」でともに暮らすための基本的テーマを分かりやすく解説する。市民参加の「身近な政府」を実現するためのA to Z。