ヴァルター・モーデル(Otto Moritz Walter Model)元帥は「ヒトラーの火消し屋」という渾名を持つ有能な将軍です。ポーランド侵攻、西方電撃戦で第16軍参謀長を務め、独ソ戦では第二次ルジェフ会戦、クルスクの戦いで第9軍司令官として指揮を取りました。その後、西部戦線に転属し、ルール地方でB軍集団が連合軍に包囲されると部隊に解散を命じる一方「ドイツの元帥は敵の捕虜にならぬものだ」と告げ、自らは拳銃で自決しました。写真のマークはモーデルがかつて師団長を務めた第3装甲師団の師団標識です。