原型製作:海洋堂
ワールドタンクミュージアムは、フタに封がしてないので、開封して写真を撮って元に戻しました。
外箱とリーフレットは欠品しています。リーフレットは写真に写したカラーコピーを付けます。
各部隊に数輌ずつ配備されてるドーザーブレードを装着したタイプの74式戦車になります。
砲塔に鉄牛の部隊マーク(牛と数字の7)があるので、北海道千歳市の北千歳駐屯地に展開する第7師団第71戦車連隊の74式戦車になります。
WTM4にはドーザー無しのノーマルな74式戦車がラインナップされてましたが、大戦略エディションにはドーザー付きがラインナップされてます。
74式は、61式戦車の次に開発された国産の主力戦車。1974年に採用されたので、40年以上現役であり続けてます。
世界の戦車としては、105mm砲を搭載した第2世代戦車に当たります。その後、1990年に90式が開発されましたが、120mm砲装備の第3世代戦車の90式はソ連を警戒して北海道に集中配備された為、やっぱり74式は主力戦車。
その後、2010年に10式戦車が開発されましたが、1台10億円する10式戦車は年間13輌しか生産されない為、数が揃うのはまだまだ先の事で、まだ当分の間、74式戦車は現役であり続ける模様(長生きである)。
陸上自衛隊が使う74式戦車は日本国内のみでの運用が前提で設計されてます(この頃の自衛隊は専守防衛)。小型で日本全国のどこにでも鉄道を使って迅速に展開出来る小型設計。
独特なのが、油圧サスペンションによる車体の姿勢制御システムで、前後左右どちらにも車体を20cm傾ける事が出来ます。
これにより、山間から敵を待ち伏せしたりするのに最適ですし、稜線射撃が得意な戦車。
あとは赤外線暗視装置(今は外されてる)とか、レーザー測距儀などが装備されており、開発された当時としては割と独創的で最新鋭だった戦車です(今となっては旧式ですが)。
ブルドーザーの様なドーザーブレードを装着してますが、ドーザーブレードは車体に固定されてるので、車体の姿勢制御用の油圧を利用して操作します。
塹壕を掘ったり、瓦礫を撤去したりと災害派遣などでも大変便利な戦車(いや、それもどうかと思うのですが、実際、役に立ってるし)。
縮尺は1/144で、全長:約5cm(砲身を含まず)。
ワールドタンクミュージアムは海洋堂製なので、出来はかなり良いです。
砲塔が旋回可能です。