【詳細】
帯付 クトゥルフ神話がよくわかる本 佐藤俊之 監修 PHP文庫
2009年2月18日5刷 PHP研究所発行
アメリカSFホラー小説の巨匠、H.P.ラヴクラフト。彼の描いた小説世界は、
「宇宙的恐怖(コズミック・ホラー)」とよばれ、彼の死後、友人たちによって体系化、発表された。
これが「クトゥルフ神話」の原型である。
「クトゥルフ神話」の概念を要約すると、次のようになる。
『人類誕生以前の超古代より、地球には外宇宙から飛来した異形にして強力な存在が
多数棲息していた。彼らは現在こそ星辰(星座)の移ろいによって、
主立った活動を停止させられているが、今なお、それらは、深海、地底、異なる
次元の世界において息づき、再び地球の主として君臨する日を待ち続けている……』。
本書は、現在も多くの作家たちの手によって広がりを続ける
「コズミック・ホラーの世界」=「クトゥルフ神話」をわかりやすく解き明かした入門書である。
H・P・ラヴクラフト
1890‐1937。アメリカ・ロードアイランド州生れ。病弱で、少年期から幻想小説、怪奇小説に耽溺。30代から「ウィアード・テールズ」などのパルプ雑誌に寄稿。60篇ほどの作品を発表したが、単行本として刊行されたのは『インスマスの影』1冊のみ。不遇のまま生涯を閉じる。友人オーガスト・ダーレスらの尽力もあり、死後にその独自の作風が高く評価される。“クトゥルー神話”の始祖として、多くの作家に影響を与え、世界中の読者に敬愛されている
【状態】
経年劣化により若干の焼けは御座いますが、カバーにスレ、傷少なく概ね美本です。