不安と防衛機制~図式化して学ぶ14の防衛~ (実践!!心理療法DVDシリーズ) DVD-ROM
杉田 峰康 (著, 監修)
成長と適応の過程で身に着けていく「防衛機制」 ~杉田先生のメッセージ~
今日、心理学では不安は内外の危険に対して自我が発する信号であり、不安を防衛するために抑圧し、
その結果、恐怖症など様々な不安障害の症状が生じてくると理解されております。
全ての不安は、人間が危険をさけるための手段として自我が利用するものです。
その際に危険の本質は何か、さらに、そうした危険を感じさせる条件は何であるか、
を明らかにされねばなりません。
(中略)次に今回のメインテーマである「防衛機制」にすすみます。
防衛機制とは心の中に生じる信号としての不安を緩和ないし回避しようとして無意識的に働く心理機制を指します。
その主体は自我にあって、人は成長と適応の過程でおのずとさまざまな防衛機制を身に着けていくのです。
この心の働きは、その殆んどが意図的なものではなく無意識の中で行われるのが特徴です。
心理療法では、防衛機制はややもすると病的なものとして見られがちですが、
誰もが多かれ少なかれ用いているものであり、
状況に応じて適度に柔軟に働かせることができる人は適応的な自我の持ち主であるともいえましょう。
(中略)防衛機制については精神分析あるいは心理療法関係の多くの書物が論じていますが、
交流分析にはP・A・Cの記号を用いて、それらの内容を図式化することができる、という特長があります。
今回は14の防衛機制を交流分析的に図示して説明し、さらにそれぞれについて具体的な例を考えてまいります。
著者について
杉田 峰康(すぎた みねやす)
・福岡県立大学名誉教授
・同大学大学院講師
・日本交流分析学会理事長
■略歴
1960年米国コンコルディア大学卒(心理学、ケースワーク)。
1962年イリノイ大学大学院修了。帰国後、九州大学医学部心療内科助手、
講師を経て、活水女子大学教授、福岡県立大学教授、同大学院教授(臨床心理学)を歴任。
現在、福岡県立大学名誉教授(同大学院講師)、日本交流分析学会理事長。
著書に『医師・ナースのための臨床交流分析入門』(医歯薬出版)、
『こじれる人間関係』(創元社)、『交流分析シリーズ』(チーム医療)など多数。
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