御存知!名手Greg Mathieson他参加 ギター・フュージョン大傑作 名手Larry Carlton5th「Sleepwalk」日本独自リマスターSHM-CD紙ジャケット仕様限定盤 国内盤未開封新品でございます。
日本独自リマスターの模様で日本特有の高音中心で幾分杓子定規的ではございますが、アナログ感が強いもので非常に良心的な音質となっております。
内容は言わずもがな。
ラインナップは名手揃い。
御存知!Larry Carlton(G、Syn、Vo ex-The Crusaders、Steely Dan/Billy Joel/Joni Mitchel/野口五郎l他セッション、後にFourplay)、Greg Mathieson(Key、後にかのGreg Mathieson Project他)、
Brian Mann/Terry Trotter/Don Freeman(Key)、Abraham Laboliel(B Lee Ritenour他)、Robert Popwell(B、ex-The Crusaders)、御存知!故Jeff Porcaro(Ds Toto)、Joe Ferarro(Ds)、
御存知!Steve Gadd(Ds)、Paulino De Costa(Per)、御存知!David Sanborn(Sax)、Carlos Rios(Rhythm G)となります。
またストリングス隊の参加がございます。
プロデュースはLarry Carlton自身。エンジニア、リミックスも担当。
嘗てのLarry Carlton自宅の私的スタジオ かの”Room 335 Studio”での制作となります。
内容は言わずもがな。
様々なセッション参加や名バンド”The Crusaders”正式参加を経て名声を博した名手Larry Carlton。
初期キャリアで”With a Little Help From Friends””Playing/Singing”というソロ二作を製作したものの企画作的な感があり、
”The Crusaders”脱退後本格的なソロ・デビュー作として制作されたのが大傑作として名高い前作”Larry Carlton”。
歴史的名曲”Room 335”を代表に”Rio Samba””(It was) Only Yesterday”等々名曲・名演を生み出しますが、(とりわけ日本では)大傑作との評価が高いもの。
ソロとしての初来日公演では(当時恒例であったものの)日本独自企画として(隠れライヴ名盤となる)”Mr.335 Live in Japan”を制作する程の人気を博す事となり、
その好評を得てA.O.R.~ロック色を強めた大傑作「Strike Twice」に制作。とりわけ日本での人気を大いに博し、更なる制作に臨む........という経緯がございます。
さて今作。
前作、前々作と大好評を博すものの、Larry Carlton自身が担当したヴォーカル曲が(楽曲の質は高いものの)ちと弱い、ちと浮き気味との評価があり、その反省に立った感がございます。
全編インスト曲そして制作に再び名手故Jeff Porcaro/Abraham Labolielのリズム隊を起用。
またストリングス隊起用もあり、大傑作と呼ばれた実質デビュー作”Larry Carlton”制作に即したものとなっております。
但し、”Larry Carlton”で全面起用したAbraham Laboriel/故Jeff Porcaroは4曲、そして前作で全面起用したRobert Popwell/Joe Ferarroは一曲のみ。
新規にAbraham Laboriel/Steve GaddやRobert Popwell/Jeff Porcaroという変則組み合わせのリズム隊を加え、使い分けている事がミソ。
また以前は全面参加であったGreg Mathiesonが数曲のみ、Terry Trotterが(Brian Mannとのツイン・キーボード体制含む)4曲参加云々と
当時のジャズ/フュージョン系の名リズム隊や演奏者を使い分け、という感があり、以前のバンド形式のトータル作品制作から、
参加ミュージシャンの個性を使い分けるソロ色を強めた感がございます。
”Larry Carlton”同様に名手故Jeff Porcaroの演奏に注目が当たりますが、他の演奏者にも注目。
そもそも自身がギタリストという事があり、ギタリストの心理を読み演奏に生かすという特徴を持つ名手Abraham Laborielの演奏にも注目でございます。
Larry Carltonは全盛期。
ピッキング等技術の正確さ(当時精度が低く非常に正確なピッキングではないと音を拾えなかったギターシンセを前作で使いこなしていた)に注目が集まりますが、
かの名曲”Room 335”でも見られたソロでのLarry Carlton特有のコード変更の巧みさがミソ。
Steely Danの名曲”Kid Charlemagne”程ではございませんが、非常に興味深いものでございます。
(名手Steve Lukather曰く「(”Kid Charlemagne”含む作品”Royal Scam”は)俺の人生を変えた」とか.............)
また当時の愛機”Gibson ES335”のみならず、”Valley Arts Stratocaster””Guild Blues Bird”をメインに使用の楽曲も有り非常に興味深いもの。
八十年代という時代の中で新たな模索が始まった感がございます。
A.O.R.~ロック色が強かった前作や”Larry Carlton”に比べ、洗練され非常に落ち着いた感のある作品でございます。
ヴォーカル楽曲を含め、以前は音楽性の試行錯誤の感がございましたが、ここにて作風が安定。
その後のソロ作の基礎となった感がございます。
また、Larry Carltonの基礎にあるBlues色が演奏に強く感じられる楽曲も有り、後のBlues傾倒が伺えるものでもございます...............
前作は当時のHM/HRを中心とした八十年代のハイテク・ギタリスト・ブ―ムを先取った感がございます。
ジャズ/フュージョン作ではございますが、今作はそのブーム後のギター作品の有り方を先取りした感がございます。
(HR/HM系ハイテク・ギタリストで尚且つ作曲重視の方々には案外Larry Carltonファンが多い模様.................)
歴史的名曲”Room 335”があり大傑作3rd”Larry Carlton”ばかりが注目を浴びますが、(前作含め)今作も案外人気が高い作品。
最高傑作との呼び声も高い作品でございます........................................
”Larry Carlton””Strike Twice””Sleepwalkin'”....Larry Carlton自身がプロデューサー/エンジニア等を務めておりますが、テープレコーダー時代の録音・音質の良さでも知られる作品
オーディオファンにも当時高く評価されていた作品でもございます。
何をか言わんや、でございます..................................................
現在では入手が困難の模様。この機会に是非。
注:発送方法は変更になる場合がございます。宜しく御願い致します。