
ご覧いただきありがとうございます。
レトロチョコレートのウェブサイト
『20年前のチョコレートのメニュー』の管理・運営をしています。ひろと申します。
終活の一環として、
長年収集してきたパッケージコレクション約5,000点を、
次世代のコレクターさまのお手元に届けるため、順次出品してまいります。
どうぞよろしくお願い致します。
【商品】
メリー チョコレートセピアの恋人のパッケージ 1個
チョコレートはありません。
パッケージのみの出品です。
【発売年】
1984年(昭和59年)
【コンディション】
表面印刷は良好です。よく見ると何箇所かシミがあります。
形状はしっかりと保持しています。角に痛みがあります。
その他、未開封風にPPで包んで、開封帯風の銀のシールを巻いています。
【説明など】
「セピアの恋人」・・・セピアとは本来、古代ギリシャ語で「コウイカ」を意味し、その墨から作られた褐色のインクの名に由来します。十九世紀の写真現像にこの色調が使われたことから、セピア色はやがて「古い写真のような、懐かしさを帯びた色」として人々の心に刻まれました。白黒のように冷たくはなく、柔らかで温もりのある茶色、それは過ぎ去った時間をやさしく包み込む色です。
そこに「恋人」という言葉を重ねた時、この名は“今はもう会えないけれど、記憶の中ではいまも微笑んでいる存在”を指すようになります。心の奥に残る思い出の人、淡く色あせた記憶の中で輝き続ける恋。その情感をひと粒のチョコレートに閉じ込めたのが、この「セピアの恋人」です。
パッケージに描かれた仮面の人形は、現実から切り離された幻想の世界を象徴しています。仮面は素顔を隠し、誰もが抱える秘密や、語られぬ想いを映し出します。淡いセピアの背景と相まって、その人形はまるで古いアルバムの一頁に眠る恋の記憶のように、静かにこちらを見つめています。
1980年代、バレンタインデイ文化が日本にすっかり根づき、メリーズは「愛を贈るチョコレートブランド」として確固たる地位を築いていました。その季節、店頭には真紅や金色の華やかな箱が並び、恋を告げる若者たちの胸をときめかせました。「セピアの恋人」は、そんな時代の中で“愛の記憶”をテーマにした異色の存在。派手さではなく、過去を慈しむような静かなロマンで心を惹きつけました。
時の流れに溶け込みながらも、口にすればふと胸の奥に懐かしい甘さが蘇る。まるで思い出の中の恋人に、もう一度そっと触れるような——そんな詩的な余韻を残すチョコレートです。
希少な昭和レトロチョコレートのオリジナルパッケージ。未開封風に仕上げていますので、あの頃、バレンタインコーナーに並んでいた雰囲気を醸し出しています。
【送料】
出品者負担(落札者様に追加料金は発生しません)
補足:落札後に送料が予想以上にかかると感じられる方が多いようでしたので、送料はすべて出品者が負担いたします。安心してご入札ください。
【発送方法】
匿名配送(ゆうパケット)
【梱包について】
水濡れ防止・折れ防止を徹底して梱包します。
【取引に関するお願い】
大切に保管して参りましたが、経年による劣化や折れ、擦れ、ムシレなどがあります。
ノークレームノーリターンをご了承の上で入札をお願い致します。
【出品にあたっての思い】
チョコレートパッケージを大切に保存していただける方にお譲りしたいと思います。
【宣伝】
コレクションの一部は、神戸のフェリシモチョコレートパッケージミュージアムに寄託保存しています。ここは数年前にできた博物館で、日本で唯一のチョコレートパッケージ専門の博物館です。こちらの方にお越しの際は、是非ともご来場いただきたくお願いいたします。