
ご覧いただきありがとうございます。
かつて私は「相鉄線 ああ幻の駅たちよ」というホームページを管理・運営しておりました。
その節は大変にお世話になりました。
今は閉鎖しておりますが、長年にわたり相鉄線の歴史や記憶を記録し続けてきました。
この度は終活の一環として、当時集めていたコレクションの一部を、相鉄を愛する皆さまにお引き継ぎいただければと思い、出品しております。
どうぞよろしくお願い致します。
【商品】
相模鉄道で長年活躍した名機「ED10」形電気機関車がデザインされた下敷きです。
【コンディション】
表面印刷は非常に良い状態です。
形状は破れ折れ等ありません。
その他、PPで包んで保管して参りました。
PPが劣化した為交換してあります。
【説明など】
表面には、青空の下に整列するED10たちの姿。
その重厚な車体は、相鉄の誇りと歴史そのものを語りかけてくるようです。
裏面には、運転台の計器類や整備風景、鉄の匂いまで伝わってくるような細部の写真が並び、
まるで時を越えて、あの厚木の操車場に立っているような気持ちにさせてくれます。
相鉄ED10形は、もともと国鉄ED10(旧ED17)を譲り受けて生まれ変わった古典電機。
1920年代に生まれ、イギリス製の部品も使われたそのボディは、戦前・戦後の時代を黙々と走り抜けました。
1960年代に相鉄へとやって来た彼らは、厚木線を舞台に、セメントや燃料を満載した貨物列車を牽いて、二俣川や西谷のカーブをゆっくりと、しかし確かに走り続けました。
その力強い姿に似合わず、最高速度は決して速くなく、ファンの間では「のんびり屋の古豪」と呼ばれて親しまれました。
運転台には戦前の面影を残す計器が並び、現場の手で施された補修や改造が、彼らが生きていた証を静かに物語ります。
やがて厚木の操車場から貨物列車の姿が消え、基地への燃料輸送も終わりを迎えるとき、ED10たちもその使命を終えました。
今では厚木の線路跡は静かに姿を消し、かつて彼らがいた場所は住宅街へと姿を変えています。
しかし、ED10の魂は今もかしわ台車両センターに残ります。唯一保存されたED11号機が、静かに時を刻みながら、相鉄の歴史と厚木線の記憶を今に伝えています。
この下敷きは、そんな“相鉄の古豪”たちの時代を写し取った一枚です。
新品同様の美しい状態で、まるであの日の光景を封じ込めたような一品。
鉄道資料としてはもちろん、
昭和の鉄路を愛する方の心に深く響くコレクションになることでしょう。
相鉄の記憶を、あなたの手に。
失われつつある昭和の風景と、厚木線を駆け抜けた電機たちの息づかいを、どうぞ感じてください。
【送料】
出品者負担(落札者様に追加料金は発生しません)
補足:落札後に送料が予想以上にかかると感じられる方が多いようでしたので、送料はすべて出品者が負担いたします。安心してご入札ください。
【発送方法】
匿名配送(ゆうパケット)
【梱包について】
水濡れ防止・折れ防止を徹底して梱包します。
【取引に関するお願い】
大切に保管して参りましたが、経年による劣化や折れ、擦れ、ムシレなどがあります。
ノークレームノーリターンをご了承の上で入札をお願い致します。