
未使用です。購入時からもともとプレス盤ではありませんでした。
GUNS N' ROSES / NEW JERSEY 2011
Live at Susquehanna Bank Center, Camden, New Jersey, USA 26th November 2011 AMAZING SHOT!!!!
今となっては懐かしさも滲むアクセルの孤軍奮闘時代。その超・極上映像が登場です。そんな本作が撮影されたのは「2011年11月26日カムデン公演」。その超絶級オーディエンス・ショットです。
【客席撮影の究極を体現した超絶のクオリティ】
とにかく本作最大のポイントはド肝を抜くクオリティにある。当時、ギフト・タイトルとして大ヒットした映像なのですが、これがもう、本当に本当に強っ烈! 「強烈」ではありません。「強っ烈!」です。何が凄いかと言ったら、アクセルが超美麗でド間近。撮影ポジションは……恐らく最前から3列目くらい。もしかしたらもう数列下がるかも知れませんが、いずれにせよメンバーを見上げるステージ直下の超前方席です。そして、そこからデジタル・ズームでアクセルを超接写。今ほど誰も彼もがスマホで撮影する時代ではなかったはずなのに「こんなに前で撮っててアクセルに殴られない?」と心配になるほどで、その映像美はまんまプロショットです。
しかし、本作は凡百のプロショットより遙かに、遙かに、遙かに熱い! GUNS N' ROSESの最前付近と言えば騒然・狂乱・混沌が当たり前ですが、本作からはそれが強烈に伝わってくる。ここでカン違いしないでいただきたい。本作はブレブレ・グシャグシャの映像では(まったく!)なく、音声も絶叫まみれでは(絶対に!)ない。むしろ、ビシッと安定したまま画面のド真ん中にアクセルを据え続け、サウンドもクリアな匠の業。しかし、それでもアクセルが登場するや地響きが起こり、パイロが炸裂すればその振動が肌感覚で伝わってくる。初登場当時、「現実のものと思えないほどに素晴らしい」「下手なプロショットよりも迫力がある」「ガンズを楽しむには、これい以上ない一枚」と激賛されましたが、その凄みは約10年が経った今でもまったく色あせていない。プロショット級の美しさと見やすさでありながら、最前列ならではの熱気も伝える超現実感は、もはや映像作というよりアトラクションのレベル。オーディエンス撮影の極北を体現した1本なのです。
実は、本作の撮影者は2010年代(遂にこの表現が当たり前になる時代になりましたね)に一世を風靡した人物でASIA、YES、DEF LEPPARD、STYX、FOREIGNER等々、カムデンで超絶な名映像を連発していた。ご記憶の方もいらっしゃるかも知れませんが、本作はその衝撃コレクションの中でも特級の1本だったのです。
【ド級の体験感で綴られる約3時間のフルショウ】
もう、クオリティだけで永遠に見つめていられる超傑作ですが、その映像美で描かれるショウがまた素晴らしい。アクセルの孤軍奮闘時代は約15年に及び、その間にメンバーも変化していきました。ここで、その変節からショウのポジションを確かめてみましょう。
●LINE-UP A:2001年(4公演)
トバイアス→リチャード・フィータスに交代
●LINE-UP B:2002年(23公演)
バケットヘッド→ロン・サールに交代
●LINE-UP C:2006年5月-9月(43公演)
ブライアン・マンティア→フランク・フェラーに交代
●LINE-UP D:2006年10月-2007年(52公演)
《2008年11月『CHINESE DEMOCRACY』発売》
ロビン・フィンク→DJアシュバに交代
●LINE-UP E:2009年-2014年(208公演)←★ココ★
これが“独りGUNS”と揶揄された時代の5つのラインナップ。本作のカムデン公演はDJアシュバが加入した最終「LINE-UP E」の100公演目。“CHINESE DEMOCRACY TOUR”の最後から16公演目にあたるコンサートでした。本作は、そんなショウを約2時間50分に渡って完全体験できる。“独りGUNS”時代のライヴと言えば、公式作品『APPETITE FOR DEMOCRACY 3D』を基準にするのが一番分かりやすいと思いますので、比較しながらセットも整理してみましょう。
●APPETITE FOR DESTRUCTION(7曲)
・Welcome To The Jungle/It's So Easy/Mr. Brownstone/Rocket Queen/Sweet Child O' Mine/Nightrain/Paradise City
●USE YOUR ILLUSION I&II(6曲)
・Estranged/Live And Let Die/You Could Be Mine/November Rain/Don't Cry/Knockin' On Heaven's Door
●CHINESE DEMOCRACY(7曲)
・Chinese Democracy/This I Love/Street Of Dreams/Better
・APPETITE FOR DEMOCRACY 3Dでは観れない曲:Sorry/Shackler's Revenge/Madagascar
●その他(3曲)
・G N' R LIES:Patience
・APPETITE FOR DEMOCRACY 3Dでは観れない曲:Sonic Reducer/Whole Lotta Rosie
……と、このようになっています。ショウの基本構成や『APPETITE FOR DESTRUCTION』『USE YOUR ILLUSION I&II』ナンバーに関しては公式映像に酷似していますが、細部は結構違う。『CHINESE DEMOCRACY』から「Sorry」「Shackler's Revenge」「Madagascar」も披露され、カバーではAC/DCの「Whole Lotta Rosie」だけでなく、この時期に数回演奏されただけのレアなDEAD BOYSの「Sonic Reducer」も目撃できるのです。
とにもかくにも、ド級の極上クオリティとド迫力の体験感。そもそもオーディエンス・ショットは臨場感に優れているものですが、ここまで「本当にその場にいる」と感じられる映像はそうそうない……と言いますか、他に覚えがない。まさしく「最前アトラクション・ショット」と呼びたい超傑作。どうぞ、じっくり&たっぷりとお楽しみください!