國成の大鉋で刃先付近で約76.5㎜ですので二寸鉋という事になります。
今回50,000円切りでサービス特価です。
更に使用にあたり、二寸鉋の規格は刃幅が約75~80㎜と曖昧なので、不安無くご使用いただけるように、この鉋の刃幅に合いそうな裏金のサイズをどうにか一枚だけ発見しました。
未使用ですが錆があり(裏金は少々錆びていても問題は無い)刃先が少し欠けています。
ご使用されるなら欠けが無くなるまで刃先から3㎜ほど研ぎ下ろしていただく必要があります。
共裏ではございません。
という訳で裏金はあくまでオマケです。
前回までは付けておらず刃のみでした。
要らない場合は落札後、不要とお知らせ下さい。
当時複数枚購入していた形跡はあるのですが、使い潰したのか一枚しかありませんので最後の一枚です。
名工の国行の系統の弟子では唯一名前が通り人気を博した鉋を造りました。
検索で出てくる『國成』はほぼ問屋仕様っぽい刻印のパレードのような鉋が出てきますが、これは少し落ち着いた感じの印象です。
肩の部分には『特製』の上物に打たれる事の多い印象の刻印と、背中には『武蔵矢口住 國成之作』と通常品の鉋には無い刻印と更に花押も押されており國成の作の中でも珍しい高級な仕様だと思われます。
二寸でこの仕様で5万切りは考えられないですが頑張っています。
國成のスタンダードな仕様の鉋はそれなりに流通したであろうはずですが十数年前に東京に行った際に、市場で殆ど見かけなくなったと聞きましので、この『玉寿』銘の鉋は特に稀少でしょう。
私も同じ銘の物の画像は、当方以外ではまだ見た事はありません。
部分的に錆は有りますが、國成といえば大工道具に詳しい方なら最初に青一を使いこなして人気を博した鉋鍛冶ですので、そう考えると鋼は青一で純炭素鋼と比較すれば肉眼で直接見た印象も含め、錆の根はあまり深くないのかな?と推測しています。
稀少な鉋で完全未使用で手放すのは惜しい気持ちもありますが、どなたか道具を愛する方にご落札いただければと思います。
ご落札の後、評価を参考に連絡や手続き毎に数日を要する・受け取り連絡をされないという取引を何度か繰り返されている方は、申し訳ございませんがこちらの判断で落札者を削除をする事がありますので御了承ください。
未使用ですが部分的に錆などもありますので画像をよく精査して頂きノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。