今回個人所有の美術コレクションの中から一部放出致します。
20世紀最後の印象派といわれたスペインを代表する画家J.トレンツ・リャドの「オリバー&マリア」のシルクスクリーンを出品致します。
XXXIX/XC 貴重なリャド本人直筆サイン入りです。
大きさは 作品 横56㎝ 縦68㎝
作品、額とも大変綺麗です。
この「オリバー&マリア」はリャド本人の二人の子供たちを描いた代表作の一つで人気の作品です。
最後の写真は現在のお二人のインタビュー記事です。
今まで自宅の玄関に飾って楽しんでおりましたが終活のため放出致します。
リャドの作品の中でも本人サインのものは大変貴重です。
この機会に貴方のコレクションに加えてみてはいかがでしょう。
簡単にJ.トレンツ・リャド氏についてご説明いたします。
「ベラスケスの再来」「20世紀最後の印象派」「光の収集家」など数々の名声を博し、
絵具を叩きつけるようにして飛沫を飛び散らかせるスブラッシング技法の確立者でもありました。
風景画に多く用いられている中心に置く四角いフレームは、外との世界を繋ぐ『窓』を表しています。
肖像画を手掛ければバロック絵画の巨匠ベラスケスを、風景画を手掛ければ光の画家モネを彷彿とさせる
多様な表現力でスペインやモナコ等、数々のヨーロッパ王室を虜にしました。
しかし残念ながら47歳という若さで亡くなりました。その天才画家の葬儀はスペインの国葬でした。
没後30年を過ぎた今なお多くの人々の心を揺さぶり続けています。
今年没後30周年記念として「リャド大回顧展」が日本における特約店アールビバン主催により全国各地で開催されています。
私も既に見てきましたが貴重な原画も展示されていました。
お近くで開催されることがあればぜひ本物をご覧になってみてはいかがでしょう。
リャド略歴
1946年 スペイン カタルーニャ地方のバダローナ生まれ
1961年 バルセロナのサン・ホルヘ高等学校で絵画を学び、在学中に多数の賞を受賞し奨学金を受ける
1965年 19歳にして助教授に指名される
1968年 マジョリカ島にアトリエ設置し各地で個展開催
1986年 テキサス名誉市民にえらばれる
1988年 世界中のいろいろな分野で活躍した人に与えられるパーソナリティ・オブ・ザ・イヤーに選ばれる
スペインではミロ、ダリに次いで3人目
1990年 日本初の個展開催 初のシルクスクリーンを発表
1991年 スペイン「セビリアフェスタ」公式ポスター制作
1992年 オランダ「フロリアード1992」日本公式ポスター、記念版画発表
1993年 10月6日 マジョルカ島で永眠 享年47歳
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