表紙に少々ヨレがありますが、全体的に綺麗です。
(商品説明)
落語家 春風亭一之輔[01]ホワイト餃子
歳を重ねるごとに食べたくなる。実家みたいな食べ物ですね
作家 角田光代[02]「七面鳥」のオムライス
家庭的だけれど、家では絶対つくれない。世界一、私好みの味わいです
作家、ミュージシャン 辻 仁成[03]塩にぎり(+梅干し入り)
フランスに住んでいると日本の白飯の本当の旨さに気づくんです
漫画家、エッセイスト 東海林さだお[04]チクワ
上昇志向がないところも好き
エッセイスト、画家 玉村豊男[05]家庭菜園の焼き野菜
焼きトマトは一年を通して、味のベースになります
文筆家 大平一枝[06]大切な人のためにつくる五平餅
50代になってからつくり始めた、母の味
作家 平松洋子[07]魚の煮付け
あんなに敬遠してきたのに執着が芽生えたのだから、人生はわからない
作家 万城目 学[08]「喜楽亭」の塩焼肉の盛り合わせ
壁には、八五年のバースのポスターが貼ってある
映画監督 樋口真嗣[09]「たいめいけん」のビーフコロッケ
好物だった母のコロッケは、この店の味だったんです
映画監督 西川美和[10]納豆オムレツ
なんとか、ちゃんと、暮らしていると思える精神安定剤なのです
漫画家 しりあがり寿[11]静岡おでん
もはや、水や空気のような存在です。いや“家族”かな
文筆業 井川直子[12]「ビッレリア ルッポロ」のトピナンブールの素揚げ
おばあちゃんになっても引き取ってくれる酒場の優しさ
塗師 赤木明登[13]キンキンに冷やした茶粥
父とのつながりを、どうしようもなく思い知らされる
コラムニスト 石原壮一郎[14]「山口屋」の伊勢うどん
伊勢うどんを食べると、大切なことを思い出す
「吉田牧場」 吉田全作[15]「ルヴァン」のカンパーニュ
34年前も今も、自分の思想の現在地を確認する
鰯の天日干し干物[16]「サスエ前田魚店」前田尚毅
魚屋としての初心に返れる味
「新政」蔵元 佐藤祐輔[17]「そば処 紀文」の千秋麺
呑んべえたちの行き着く先、果ての味
漫画家、コラムニスト 辛酸なめ子[18]「過橋米線」の干焙洋芋(ガンベイヤンユー)
ポテトの神が宿っているかもしれません
ノンフィクション作家 一志治夫[19]「ジーテン」のもやしの湯葉巻き
食べた瞬間の幸福感が、27年間変わらない
ノンフィクション作家 中原一歩[20]「宇な米」の鰻重(松)
いつか自腹で食べると目標にした東京の味
「レストラン ラフィナージュ」 髙良康之[21]舌平目のボンファン
このひと皿は、フランス料理を志した僕の原点なんです
作家 大竹 聡[22]「よし」の名物みそ焼き
5歳の頃から現在まで、もつ焼き好きは変わらない
南インド料理「エリックサウス」 稲田俊輔[23]トマトの土佐酢
われながら、このレシピは、一生ものです
「懐石 小室」 小室光博[24]魯山人の木胡椒の当座煮
ものの真味を炊く、ということを承知しているか?
[コラム]一生浮気しないつまみ[25]~[29]
「ドンチッチョ」 石川 勉[30]シチリアの“もつ煮バーガー”
若造の頃のほろ苦い思いが噛みしめるたびに蘇ります
「食堂おがわ」 小川真太郎[31]「割烹 蛸八」の玉子トーフ
なんちゃあない料理にいつもハッとさせられます
中国料理「О2」 大津光太郎[32]「コム・ア・ラ・メゾン」のスープ・ド・ガルビュール
20代、30代、40代。人生の節目に感じるスープの味がある
「按田餃子」 按田優子[33]オイルと塩をかけただけの芋と豆
命をつなぐ唯一の味に出会ってしまった
タイ料理「CHOMPOO」 森枝 幹[34]「鮨やじま」の握り
職人としての理想像が凝縮されている
酒場「EUREKA!」 千葉麻里絵[35]おばあちゃんの唐揚げ
子供の頃からずっと好き