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【詳細】
伊藤計劃set 屍者の帝国/虐殺器官/ハーモニー Project ITOH
屍者の帝国 2015年9月17日18刷 河出書房新社発行
虐殺器官 2017年2月15日25刷 早川書房発行
ハーモニー 2015年10月12日13刷 早川書房発行
屍者の帝国
屍者化の技術が全世界に拡散した19世紀末、英国秘密諜報員ワトソンの冒険が始まる。未完の絶筆を円城塔が完成させた超話題作。
虐殺器官
9・11以降の“テロとの戦い"は転機を迎えていた。 先進諸国は徹底的な管理体制に移行してテロを一掃したが、 後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。 米軍大尉クラヴィス・シェパードは、 その混乱の陰に常に存在が囁かれる謎の男、 ジョン・ポールを追ってチェコへと向かう…… 彼の目的とはいったいなにか? 大量殺戮を引き起こす“虐殺の器官"とは? 現代の罪と罰を描破する、ゼロ年代最高のフィクション
ハーモニー
21世紀後半、〈大災禍(ザ・メイルストロム)〉と呼ばれる世界的な混乱を経て、 人類は大規模な福祉厚生社会を築きあげていた。 医療分子の発達で病気がほぼ放逐され、 見せかけの優しさや倫理が横溢する“ユートピア"。 そんな社会に倦んだ3人は餓死することを選択した―― それから13年。死ねなかった霧慧トァンは、世界を襲う大混乱の陰に、 ただひとり死んだはずの影を見る――
伊藤計劃
1974年10月東京都生まれ。武蔵野美術大学卒。2007年、『虐殺器官』で作家デビュー。「ベストSF2007」「ゼロ年代ベストSF」第1位に輝いた。2008年、人気ゲームのノベライズ『メタルギアソリッドガンズオブザパトリオット』に続き、オリジナル長篇第2作となる『ハーモニー』を刊行。第30回日本SF大賞のほか、「ベストSF2009」第1位、第40回星雲賞日本長編部門を受賞。2009年3月没。享年34。2011年、英訳版『ハーモニー』でフィリップ・K・ディック賞特別賞を受賞
【状態】
経年劣化により若干の焼け、カバーにスレ、傷は御座いますが、全体的には概ね良好です。
※虐殺器官にページの折れが御座いますが通読には問題ございません。