限界露呈「トヨタ生産方式」
友山氏の復活は単なる「お友達人事」ではない。「有事」で露呈した構造的な問題を解決できるかが問われている。
「SPAC上場」はや断末魔
本誌は当初から警鐘を鳴らしてきたが米市場で早くも馬脚。しかし日本は前のめりの愚。
安倍亡き後の「制御不能」政局
党内の小さな諍いが、落としどころが見つからぬまま政局に発展し、「自民党分裂」につながる可能性さえ否定できない。
北尾・太田「象徴的」出資の怪
太田に惚れ込む北尾の権謀術数。SMBCグループ内にも「SBI本体への出資は暴走気味」と危ぶむ向きも。
神社本庁「代表役員」不在の異常事態
金刀比羅宮など有力神社の離脱につながった神社本庁のガバナンス不全は、新たな不毛の法廷闘争に突入した。
崩れ始めた「IRJ」の神通力
インサイダー疑惑で副社長退任というお粗末。本当に「アクティビストの守護神」なのか。
「日本企業は焼け野原」上から目線のTSMC
5千億円もの補助金と最先端研究施設を提供する破格の優遇政策のリスクは計測不能。
「緊急承認見送り!」遅きに失した塩野義「ゾコーバ」
「国産」を錦の御旗に、たった69人の臨床試験から有効性を推定された治療薬を押し付けられた国民はたまらない。
「社外秘文書」を入手! 井上ダイキン揺るがす 「PFOA公害」
世界で全廃が進む、危険な化学物質を製造し続け、汚染の責任から逃げ回るダイキンと、何一つ報じない大手メディア。遂に敷地外排出を裏づける証拠を掴む。
「未曽有の通信障害」どこ吹く風の高橋KDDI社長
過去最大級の通信障害を起こしたのに「社長の高橋誠は続投する」との見立てが根強い。
「後ろ盾」失った日銀・黒田の去就
前任の白川総裁は任期満了の約2カ月前に辞意を伝えた。黒田総裁も自ら幕を引く可能性を否定できない。
BUSINESS
「ツイッター買収破棄」マスク流奇術の本性露わ
何とも瑣末な「いちゃもん」で雲散霧消。ビジョナリーとしての神通力に陰りも。
「お花畑教のプチ・グル」が商工中金の取締役に
金融庁地域金融企画室の初代室長・日下智晴が、優雅な天下りのイスをせしめた舞台裏。
「北越メタル」棚橋社長留任の真相
「役員幹部人事構想案」を独自入手。日本製鐵とトピー工業の傲慢さとお粗末さは瓜二つ。
「ビットコインは死んだ」それでも買い!?
最高値から7割も下落。米国では取引所などで解雇、投資縮小が進んでいるが…。
8年ぶり表舞台「堤義明」の思惑
西武HDは青息吐息。そんなタイミングでかつての絶対君主が姿を現した。広がる憶測。
出井伸之逝く/「ソニーを潰した男」の無念
盛田家との宿縁から一時は栄華を極めたが、技術者でないことが終生のコンプレックス。
インタビュー/元財務官 山﨑 達雄 氏(聞き手/編集長 宮嶋巌)
「岸田インフレ」は的外れ 「円安」活かした成長戦略を
「中古盤の帝王」不祥事に雲隠れ
ディスクユニオンが70万人もの情報漏洩。ワンマン二代目社長のガバナンス不全は続く。
「東日本ブラックアウト」の切迫度
決して絵空事ではない。経産省は計画停電についても、万一に備え準備を指示した。
「投資家から200億円超集金」竹中平蔵招くベンチャーの命運
ほぼ無名だが、なにかとお騒がせな非上場会社の取締役選任議案に元経済財政担当相の竹中平蔵氏の名前。
「蓮尾独裁」暗号資産取引業協会のゴタゴタ人事
株主総会直前に役員人事を撤回。コインチェック社長でもある蓮根会長に批判が噴き出す。
POLITICS
李克強「残留」へ 中国高官「左遷人事」続出
習近平国家主席の「忠臣」たちが飛ばされる一方で、非習派の要人も失墜。秋の党大会に向けた権力闘争が激しくなってきた。
「モテモテ防衛研」政府との軋轢に泣く
ウクライナ戦争でにわかに脚光も政治家、役人は学者に無理解。官僚の「育て方」にも問題あり。
赤字鉄道路線にケリつける「鉄ちゃん」斉藤国交相
国交省が赤字鉄道路線の整理に向けた布陣。カギを握るのは永田町屈指の「鉄ちゃん」といわれる斉藤鉄夫国交相だ。
失笑買う岸田流「しょぼい厚労省再編」
感染症対策に集中…とは言え、省幹部も「え、それだけか…」。巨大官庁の抜本再編は遠い。
トップが「保身」 立憲民主党に明日はない
1300万票を目標に掲げた比例でわずか677万票。それでも「負け」を認めず、居座る敗軍の将。
安倍氏銃撃事件余波 長官ポストを奪われた海上保安庁制服組の落胆 旧運輸省キャリア組は既得権死守へ
号外速報(8月04日 11:30)
DEEP
三笠宮家「最大のタブー」後継当主に彬子さま浮上
寛仁親王妃の信子さまの公務ドタキャンで露呈した根深い家庭内不和の一端。公務欠席をもたらした「2つの出来事」に注目。
発足10年/変容する「原子力規制委」
事故の全容解明は規制当局の重要な使命。山中、片山新体制に問われるリーダーシップ。
私兵団で施設占拠! 「カジノ王」岡田が背水の逆襲
自ら作ったフィリピンのカジノに私兵団を送り込みそのまま占拠。劣勢だった「ダディー・オー」が逆襲に出た。
元首相銃撃許す 鬼塚県警本部長は「警護のプロ」
長野の候補に対する文春砲を受け奈良入りが決まったのは前日夕。突貫警備を割り引いても、同情の余地はない。
LIFE
連載 病める世相の心療内科
孤立が「精神の肥大化」を助長する
特別寄稿/フィンランド 「5党連立内閣」党首は全員女性/経営共創基盤共同経営者 塩野誠
筆者はヘルシンキ在住2年。現地で感じた日常的な危機感。「国と国民が生き残るためには性別は関係ない」というメンタリティ。
もはや「部活はサービス残業」に非ず
大阪地裁の画期的判決に非を認めた吉村府知事。学校現場の膿を切り出すメスとなるか。
小さなメディアの特ダネを大新聞が横取り
小さな「ジャーナリスト集団」が手掛けたスクープを、出典を示さず後追いする不見識。日本の大手メディアの衰退は止まらない。
読者の声 and others
読者の声
連載コラム:「某月風紋」