御存知!名手Steve Gadd/Peter Erskine/Will Lee/Marcus Miller/David Sanborn等参加 巨匠名手Bob James 名盤「Foxie」日本独自旧リマスター紙ジャケット仕様 国内盤中古でございます。
内容は言わずもがな。
ラインナップは名手揃い。
Bob James(Key)、Steve Khan(G、ex-Mike Mainieri's White Elephant、The Brecker Brothers、Billy Joel/”Blue Montreux”セッション、I Witness他)、Hugh McCraken(G、Donald Fagenセッション他)
Gary King(B)、Marcus Miller(B、ex-渡辺貞夫グループ、Jamaican Boys、Miles Davis Group、David Sanbornセッション他)、
Will Lee(B、ex-24丁目バンド、The Brecker Brothers、HiramBullock/故Gary Mooreセッション他)、巨匠Ron Carter(B、ex-Miles Davis Group、V.S.O.P.他)、
Peter Erskine(Ds、ex-Weather Report、Jaco Pastorius”Words of Mouth”、Steps Ahead、渡辺貞夫セッション他)、Yogi Horton(Ds)、
Steve Gadd(Ds、ex-Mike Mainieri's White Elephant、Return to Forever、Stuff、Steps、The Gadd Gang、渡辺貞夫/渡辺香津美セッション他)、Leonard Gibbs(Per)、故Ralph MacDonald(Per、渡辺貞夫/Billy Joelセッション他)、
David Sanborn(Sax ex- The Brecker Brothers、David Bowie/The Rolling Stonesセッション他)、Rob Zantay(Syn)となります。
プロデュースはBob James自身。
制作は1983年7月米国ニューヨーク”Mimot Sound”となります。
傑作3rd制作後にBob Jamesは自身のレーベル”Tappan Zee”を設立。
かのTV映画シリーズ”Startrek”に楽曲提供。その”Startrek”の大好評そしてTV番組制作繋がりで、新番組”Taxi”のサントラ音楽制作依頼が舞い込む事となります。
そして名曲として名声を博す事となる”Angela”を主題楽曲として提供。
また自身の当時の新作”Touchdown”にその完全版ヴァージョンを収録。大傑作と名声を博す事となります。
そのTVドラマ”Taxi”がロングランの成功を収める中、Bob Jamesは米国クロスオーヴァー・ブームの中で一躍脚光を浴び、共演名義含め歴史的名作を制作し続ける事となります。
八十年代に入り、クロスオーヴァーからジャズ/フュージョンへとシーンが変わりシーンの音楽性も洗練・コンパクト化が為される様になり、Bob Jamesもそれに合わせた活動を行っていく事となります。
さて今作。
八十年代に入りクロスオーヴァーからコンパクトで洗練されたジャズ/フュージョンへとシーンの音楽性が移る中で、その時代性を意識した感(幾分テクノ感も..........)がございます。
ディジタル感が強い音像で八十年代特有の華麗でコンパクト、メロディアスな感覚が強い楽曲が多く揃います。
されど、非常に長いキャリアを誇るBob James。
また奇才天才名手故Keith Emerson登場云々のプログレッシヴ・ロック等々の影響を強く受け、その影響を自らの音楽性に取り込んだ作品を制作し、その系統のファンをも取り込んでいるというミュージシャン。
(自身のソロ作のみならず後に結成する”Fourplay”の音楽性にも窺えるものでございますが..........)
八十年代のコンパクトさとは言えど、そのアート感を自らの音楽のポピュラー/メロディアス性に練り込んだというもの。
今作ではかのベートーベンの抜粋アレンジ楽曲とは言えど、明らかに”Emerson,Lake & Palmer”の影響が窺える楽曲が存在(名手Steve Gaddの見せ場も出て参ります)。
また、モダン・ジャズ~ハード・バップ~フリージャズ~クロスオーヴァーという歴史的転換期を実体験として経験しているBob James。
当時はWynston Marsalisの登場を機に「モダン・ジャズ復興運動」が叫ばれる時代。
それを彷彿とさせる楽曲やパートが含まれており、非常に興味深いもの。
単なる八十年代ジャズ/フュージョン音楽とは一線を画す音楽性でまた後に結成する”Fourplay”に繋がる楽曲もあり、非常に興味深いものがございます.............
かの洋酒メーカーCM(Bob James出演。作曲休息中にメイドさんが踊る云々)で使用された華やかな名曲”Marco Polo”が収録されております.............
この機会に是非。