
ハンドカット、オールドカット(ラウンド)のアンティークサフィレットを使用したリング。
サフィレットは、フランス・ナポレオン三世時代の円形クラスターデザインのブローチにセットされていたルース(4mm位のルースとは別です)。
端が欠けてしまい、樹脂で接着済みです。
ほかは面の微細な穴傷や縁周りのごく僅かな欠けの他は面欠け等の目立つ傷はありません。
濃い色合いもあり、見た感じは補修したことは判りません。
スレートグレーの混じった赤味のない澄んだブラウンのベースカラーで、ルースの状態で無色や白い背景に置くとブルーに色が抜ける、かなり青味の感じられるレアなサフィレットです。
台座に載っていない時に真っ青になるため画像ではあまりスペシャル感が出ませんが、ルースの状態ですと非常に美しいです。
若干背景の色の影響を受けるタイプで、金色の台座ですとグリーンがかった色になるため、シルバー製の台座に載せています。
オリジナルの台座も銀色ですので元々の色の見え方にも近いです。
破損はありますが、出品中の同一パーツからのルースでは一番青味が強く濃い色です。
サイズは概ね〜3.5mm位。
同じような小さめサイズのサフィレットをいくつか出品していますが、それぞれ箔の有無や光り方・色合い・カット等、微妙に違いがありながらもどれも小粒でも青みが出てよく光り美しいです。
リングは11号。
ロジウムメッキのスターリングシルバー925製で、台座部分に刻印があります。
新品で、日本の会社の製品ですので品質は良いです。
台座は小さいですが大雑把な作りではなく、ウデ部分も細く繊細なリングで、重ね付けもしやすくなっています。
もちろん単品でも存在感のあるサフィレットです。
アンティークというのもそうですが、ヴィンテージも同様に中古品のさらに古い(アンティーク表記は製造からアメリカ基準で100年以上、イギリス基準で200年以上、ヴィンテージは20年以上経過。個人的にはちょっと前までアール・デコはアンティークではないと言われていた感覚が抜けないので、その辺りまでがヴィンテージで、そういう骨董的な価値のあるアイテムとして捉えるにはミッドセンチュリー前半辺りが今になってやっとギリギリかなと思っています((当方の感覚のちょっと前まではミッドセンチュリー=ユーズドのイメージ))が、ショップによっては80s辺りまでヴィンテージ品として販売しているようです)バージョンですので、小傷や汚れは当然にあるものと思って下さい。
お取引にあたっては必ず自己紹介をご覧頂き、何かありましたらご質問下さい。