【 神様アンリ・ジャイエの真髄 】
ブルゴーニュワインの神様と謳われた「アンリ・ジャイエ」。
その甥にあたる「エマニュエル・ルジェ」。
1976年から神様ジャイエの元で教えを受け、共にワイン造りを行ってきました。
神の引退後は畑の管理から醸造の全てを託され、その所有する畑の大部分を継承する
『神様ジャイエの真の後継者』
です。
かつて神の畑で最も偉大で『幻』とも言われた
「ヴォーヌ・ロマネ・クロ・パラントゥー」。
リシュブールの真上の斜面に位置する僅か1.1haのこの幻の畑は、
ルジェ以外には、「メオ・カミュゼ」のみが所有します。
ブドウ栽培においてはアンリ・ジャイエの哲学をしっかりと継承。
『毎年自然によって生みだされる土壌や気候、土地の特徴を最大限に表現すること』を哲学とします。
1985年のドメーヌ継承後も高樹齢ブドウの使用と丁寧な剪定を継続して、
神様の教えを実直に丁寧にワインへと再現します。
今回出品の「パストゥ・グラン」は、
神から継承したヴォーヌ・ロマネのピノノワールを贅沢に使用。
アンリ・ジャイエの真髄を
現代に体現出来る稀有な1本です。
今でももちろん美味しく頂けることに疑いの余地はありませんが、
官能的な味わいと妖艶な香りが魅力のワインですので、
来る日までゆっくりとセラーへ寝かせて頂くこともお勧めします。
2014年は、ピノノワールの聖地「コート・ドール」の秀逸年。
理想的な天候の恩恵の下、収穫時期をじっくりと見極めることができ、完熟ピノノワールの収穫に成功しました。
熟成は11年。
専門誌Wine Buyer's Guideでも
『力強さと上品さ、深遠さ、しなやかさを兼ね備え、ブルゴーニュに見出せるワインの中でも最高級の部類に属している。
ブルゴーニュにルネサンスを巻き起こした世代の中で、ルジェは間違いなく最も素晴らしい醸造家の一人である。』
と称えられています。
シルクのように滑らかタンニン、張りのある酸、透き通るようなミネラルが心地よく、女性的で優美な印象。
チェリーやラズベリーなどのフレッシュな果実のアロマに砂糖漬けのフルーツのブーケ。
ポテンシャルの高さに圧倒されて
長い余韻も見事。
あらゆる要素が複雑に絡み合い
神様伝承のピノが持つ壮大なスケール感が愉しめる逸品です。
※ 今回の出品では、秀逸年2014年産のコート・ドールのピノノワールを多数取り揃えました。
そちらも併せてご覧ください。