フリードリヒ・ヴィルヘルム・エードゥアルト・カージミール・ディートリヒ・フォン・ザウケン(Friedrich Wilhelm Eduard Kasimir Dietrich von Saucken)はドイツ陸軍の装甲兵大将です。第二次大戦では第4装甲師団司令官や第3装甲軍団司令官を歴任しました。1939年の開戦後は第4装甲師団の自動車化旅団を率いてフランス侵攻、バルカン戦線、バルバロッサ作戦などに従軍しています。1943年4月に第4装甲師団長に再任し、クルスクの戦いに参戦しています。1944年5月下旬、第3装甲軍団の司令官に就任、1944年9月下旬からはグロースドイッチュラント装甲軍団、10月中旬に第39装甲軍団司令官を歴任しています。1945年3月にはプロイセンで第2軍の司令官に就任し、5月10日にソ連赤軍に降伏しています。写真のマークは第2軍の軍団標識です。