天然有機肥料のカニ殻(ズワイガニ、ロブスターなど) 20kg
連作障害や花の発色改善、土壌改良に効果を発揮します。
3~10ミリ大のチップ状になっていますので
1~3年かけてゆっくり分解され、効果が長く続きます。
カニガラに含まれる成分のキチン質は、昆虫の甲殻に多量に含まれます。
植物はキチン質を見ると分解酵素(チキナーゼ)を出し、自分を守ります。
つまり、カニガラを畑に散布すると、植物が昆虫が来たと錯覚し、活性化し、成長するのです。
また、有効微生物(放線菌等)がキチン質の豊富なカニガラの混入により、著しく増殖し、土壌環境が改善され、
病原菌(立枯病、白絹病、菌核病、乾腐病)を抑制し、連作障害対策、病害対策、土壌改善、病害、線虫防除の効果が期待できます。
【使用方法】
1.畑・花壇にカニガラを散布し、土を耕す。
2.種まき、または、植え付けの時に肥料と一緒にカニガラを散布し、上から土をかける。
3.収穫直後に散布し、上から土をかける。
4.バラなどの多年生の花は、茎の周囲(半径50cm)にカニガラを散布し、土をかける。
※畑の表面にカニガラを散布し、土をかけない場合、鳥や猫、野ネズミなどがカニガラを食べてしまう可能性があります。
【標準使用量】300~500g/1平方m
【カニガラの効果】
・土壌中の放線菌を元気にし、植物病原菌(フザリウム、カビの一種)を抑制し、土壌病原菌、土壌線虫類を防除する効果があります。
・たんぱく質の分解によるアミノ酸を生成し、植物細胞を活性化させ 作物の生産性・食味を向上させます。
・カルシウムによる酸化防止等によって、土壌の団粒化促進効果があり、かたくなった土壌も柔らかくなるなど、土壌改良に貢献します
・カニガラに含まれるアスタキサンチン(紅い色素))は、植物の花色、葉色、艶を増す効果あります。
特に、バラの花をより色鮮やかにします。
・カニ、エビの甲殻には海のミネラル分が含まれており、海洋ミネラルを土壌に補給します。
・チッソ分、リン酸分が含まれていますので、肥料効果も期待できます。
・抗生物質を作り出す放線菌・キチン分解菌のキチナーゼ等を増殖します。
・含有アミノ酸のアラニンは有害物吸着能力があり、 土壌中の残留金属・農薬・肥料を徐々に吸着し活性化させます。
・土壌中に数多く生存する微生物の菌叢バランスを保ち、連鎖障害を軽減します。
・化学肥料と農薬の多用、堆肥等有機物施用の減少により、著しく低下した有効微生物を補強し、
腐食の増加と土壌の団粒構造を作り、根の生育を活発にして耐寒性、耐旱性を増します。
・カルシウム、珪酸等の作物への吸収効率と塩基置換容量が高いので、根の発生は多く保肥力も有り、初期から後半まで安定した生育をします。
【連作障害の原因】
・化学肥料が多すぎる。
・未熟な有機肥料を与え過ぎる。
・チッソが多すぎて植物の葉色が濃い。
・排水が悪い土壌で水が溜まりやすい。
【連作可能な作物】
アスパラガス、タマネギ、ネギ、ワケギ、ニンジン、ニンニク、トウモロコシ、サツマイモ、ズッキー二、コマツナなど
【連作障害を起こす作物】
コマツナ、カブ、ミズナ、ホウレンソウ、キャベツ、オクラ、ブロッコリー、カリフラワー、ハクサイ、レタス
サトイモ、キュウリ、ショウガ、ヤマイモ、えんどう豆、ジャガイモ、スイカ、ピーマン、ソラマメ、シシトウ
トマト、トウガラシ、メロン、ナス、ごぼうなど
【一般的な連作障害対策】
1.キトサンやカニガラなどの薬剤を使用する。
2.太陽熱や水を使って土を消毒する。
特に夏場にビニールを使い、古い土の上にかぶせることで、熱で病原菌や害虫を排除することが可能です。
3.天地返しと言う表層土と深層土と呼ばれる深い層の病原菌が少ない土と入れ替える作業を行う。
深層土を表に出して浅層土を深く埋めます。深い部分に閉じ込めることで病原菌を排除します。
畑全体の天地返しを行う場合、12月~2月の冬場に行います。