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御存知!巨匠名手Elvin Jones 白熱の大傑作ライヴ盤 Elvin Jones Jazz Machine「”Live in Japan 1978” -Dear John C.」 リマスター紙ジャケットSHM-CD仕様限定国内盤 未開封新品でございます。
日本独自リマスターの模様でございますが、日本特有の高音中心で幾分杓子定規的ではございますが、非常に良心的な音質となっております。
内容は言わずもがな。
ラインナップは名手揃い、Elvin Jones(Ds)、Pat LaBarbera(Tenor Sax)、Frank Foster(Tenor&Soprano Sax)、Roland Prince(G)、Andy McCloud(B)となります。
1978年4月8・9日 東京・有楽町 読売ホールでの実況録音からの抜粋となります。
拡大版と言えるもので続編の「Vol.2」と纏めたございますが、”Vol.2”収録の”Keiko's Birthday March”が収録時間の都合で削除となっております。
相当困難な紆余曲折の上に12年振りの再来日となったElvin Jones。
夫人や関係者のかなりの献身で健康を取り戻し、活動に意欲を齎した模様。自身が「第二の故郷」と呼んだ日本公演は相当な気合と気迫を魅せるものとなった模様で、その白熱したライヴを収めたものでございます。
そもそもその来日公演のセットは日替わりで相当数で楽曲が変更されたもので、バンドに非常な緊張感とやる気を齎した感がございます。
今作冒頭の”E.J.Blues”は緊張感もあり、また演奏音をマイクが上手く拾えない箇所や多少ぎこちないアンサンブルが聴かれるものの、演奏が進行するにつれ固さが解れて勢いに乗っていく感があり、非常に興味深いもの。
これを乗り切った以降は正に白熱という感のある演奏・アンサンブル。
当時はジャズ/フュージョン/クロスオーヴァー系にあまり迎合しないこういったジャズの偉人巨匠等々が冷遇された時代でございます。
(Elvin Jonesは一時かの名手Jan Hammerを迎えジャズ/ロック系に人気の隠れ名盤を制作致しましたが.......................)
世界の潮流と異なり、彼らの活動と業績を当時も非常に高く評価するという独自の鑑定眼を持つ日本という独特の聴衆の前で、演奏する喜びを噛み締めるだけでなく、自らの存在意義を再認識するという感がございます。
(当時は大企業のオーディオ部門主催で「モダン・ジャズ」含めたジャズの偉人・巨人を招き、大規模なジャズ・フェスティバルが開催され日本独自でライヴ盤制作が成されておりましたが................................)
Elvin Jonesが関わったジャズの巨匠偉人John Coltraneの”Love Supreme”に注目が集まりますが、自身及びバンドメンバーの楽曲での演奏・アンサンブルも非常な聴きものでございます。
演奏や音楽性の曖昧さがないもので、非常にソリッドなものが聴かれます。今を生きるジャズとでも申しますか..................................
数年後に「モダン・ジャズ復興運動」を掲げ、かのWynston Marsalisが登場。
フュージョン/クロスオーヴァー色過剰で混沌化したジャズ界に大きな衝撃を齎しますが、その息吹が感じられる感もございます...............................................
当時、ジャンルを超え非常に高い評価を受けた「Live in Japan」制作。
今作も録音が非常に素晴らしいものでございますが、ここではElvin Jonesのスキャット(笑)まで収録というもの(全般に聴かれるものではございますが.............................)。
「猫が唸ってるのか?」とも感じられますが、制作時に敢えて削除しなかった事からも「ライヴなんだからそのままでいこう」というElvin Jonesの意向と自信が感じられる感がございます.......................................................
この機会に是非。
注:発送方法は変更になる場合がございます。宜しく御願い致します。