
美品の真山仁のスリリングな小説 ベイジン下巻をご紹介致します。
今も議論されるエネルギー政策原子力発電に光を当てた小説です。
内容紹介
閉塞感が漂い、「希望」を持つことが難しい現代。
「希望」の意味すら実感できなくなった我々の魂を揺さぶる人間ドラマが生まれた。
『ベイジン』----。
その名が示す通り、舞台は中国。
そこに日本人技術者が赴任して、物語は始まる。
現代社会の不条理、異国に対する先入観と葛藤が入り交じる中、誰も予想しなかった
危機(クライシス)へと転がり始める。圧倒的な迫真感で描かれる登場人物たちの苦悩と
希望。複雑に重なり合う人々の想いが繰り広げられ、やがて誰も予想しなかった驚愕の
結末を迎える。虚実を織り交ぜながら、問答無用のエンターテインメントを繰り広げる
気鋭、渾身の問題作、いよいよ登場!
著者からのコメント
『ベイジン』は、我々がけっして忘れてはならない
希望について書いた小説です。
21世紀は「諦めの時代」なのかと思ってしまうことがあります。
努力しても頑張っても報われない。何かに果敢に挑むより、最初から闘わず諦めてしまう。でも
諦めからは何も生まれない。私はそう信じています。
小説『ベイジン』は、我々がけっして忘れてはらなない希望について書いた小説です。
希望は、時にその人の行動や生き方に重くのしかかり、不幸のどん底に落としてしまう場合も
あります。しかし、希望があるがゆえに、我々は生きられるのです。
日本人と中国人という隣国同士でありながら、なかなか理解し合えない登場人物たちが、
自らに課されたミッションを果たすため、最後まで希望を捨てず生きようとした先に
見えたものは何かを、ぜひ探ってみてください。
出版社からのコメント
『ハゲタカ』著者による2年ぶり、待望の最新作!
「週刊東洋経済」好評連載を大幅加筆・修正、待望の単行本化!!
内容(「BOOK」データベースより)
中国の威信を賭けた北京五輪の開幕直前。開会式に中継される“運転開始”を控えた世界最大規模の原子力発電所では、日本人技術顧問の田嶋が、若き中国共産党幹部・〓(とう)に拘束されていた。このままでは未曾有の大惨事に繋がりかねない。最大の危機に田嶋はどう立ち向かうのか―。時代の激流と人間の生き様を描く著者の真髄が結実した大傑作。
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