2SC960・959とコンプリで使えます。
hFEは105です。
むかーし若いころ、若松通商でペア選別品として購入したものです。
古い希少なデバイスの選別はn数がとれないので、困難を極めます。
特に、コンプリメンタリーはほぼ無理だと思います。
ただ、安心できるのは、帰還電圧100%のEFはペア選別する意味はありません。
ランクが異なろうが構いません。
DCアンプを構成する二段目、三段目のデバイス(同極性)も結局は電流帰還をかけて
使うので、これまたhFEを揃える意味がないのです。20~30%差があっても問題なし。
初段だけは揃えておくかDUAL-FETを使うのです。
あとは適当でOK。低域で100%帰還となるACアンプなら、初段も適当でOK。
アンプ全体の出力特性を測定しても差は出ないのです。
出てきたなあと思えるのはループゲインにもよりますが、数百KHzといった上の帯域で
歪成分が増えてくるかな?という感じです。オーディオアナライザでは測定できないので
FFTで測定して分かる程度。あまり意味のない事に時間を割き、金をつかい、選別落ち
した希少なデバイスが使われないのはもったいないことです。
(元メーカ技術者の参考意見です)
ちなみに、私の制作したDCアンプ(初段を除き無選別)やフォノアンプ(全て無選別)
は極めて安定で、優れた特性を得ております。
希少デバイスは、選別せず(故障していないかは見たほうがいい)そのまま使いましょう。
希少なデバイスに関する参考意見でした。
NC・NRでお願いします。