拍卖号：s1173128312

开始时间：02/19/2025 20:55:22

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结束时间：02/26/2025 19:55:22

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備中神楽面
手刀男命
上田春山　作

寸法
全長約 225mm（髭含まず）
横幅約 195mm
重さ約 272g

付属品
箱、共布、栞（箱に落書き有）

長期保管品になります。
割れ、欠け、ひび等の傷みは御座いません。
詳細、状態等は画像にてご確認ください。

備中の神代神楽

安永天明と幾年も備中の村々にかんばつ、水害と凶年が続き、民、百姓の苦しさはたとえようがなく、これはあまりにも修験山伏の教を信じて氏神様を奉じない神の怒りではないかと語る様になり、一年に一度の御祭典を賑かに催し氏子達は残らず参詣しお庭を踏むべく神主と、氏子が相談をいたし考えついたのがそもそも情中神楽の起りであり、そして文化二年のころ成羽の国学者、西林国橋先生が現在の神楽の様に体系づけたと伝えられ神殿神楽の名残りとして昭和七年無形文化財に指定されたのであります。太鼓に合せて踊り出る猿田彦の命、赤い仮面に白い髭、赤の鎧に、白い帯、黒の手甲、黒の鞘といかにも農村が生んだそのものらしく単純な色彩ではあるが雅趣あり、薙刀を水車の如く振り廻し、鼻の高い朱の面がいつの間にか観客の心をとらえていく、この短時間の変化は実にすばらしく、生気、気品かと思えば野趣滑稽があって舞のおわったのに気がつかない。
誠に思い切った自由開放なもので、よくここまで民衆本位、娯楽本位に作り上げたものだと感心し、それでこそ生きた農村郷土の芸術だといえるのでありましょう。しかしその蔭には十余年修業の太夫の苦労と丹精をこめて一つく彫った面の力があることを忘れてはなるまい。

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