
【詳細】
初版帯付 筒井康隆 繁栄の昭和 文藝春秋刊
2014年9月30日初版 文藝春秋発行 帯付 新刊案内 売上票完備
奇想と企みにみちた、巨匠待望の最新短篇集
迷宮殺人と謎の小人、人工臓器を備えた科学探偵、窃盗団に身をやつした貴公子……江戸川乱歩や海野十三にオマージュを捧げる「創作の極意と掟・実践篇」。
【目次】
迷宮入りした殺人事件と謎の小人……………「繁栄の昭和」
女装の美少年が魔都・東京をさまよう………「大盗庶幾」
人工臓器を体内に入れた名探偵………………「科学探偵帆村」
新劇の老役者がミュージカルに挑戦?………「リア王」
古い屋敷にうごめく人間たち…………………「一族散らし語り」
華やかなパーティが終わると彼女は…………「役割演技」
筒井康隆、映画で大活躍!……………………「メタノワール」
愛妻の入院中、男は……………………………「つばくろ会からまいりました」
所詮この世は欲と色、男の野望渦巻く………「横領」
これぞショート・ショート!…………………「コント二題」
戦前の女優に魅了されて………………………「高清子とその時代」
筒井康隆
1934年大阪市生れ。同志社大学卒。1960年、弟3人とSF誌NULLを創刊。この雑誌が江戸川乱歩に認められ「お助け」が宝石に掲載される。1965年東海道戦争を刊行。1981年、虚人たちで泉鏡花文学賞、1987年夢の木坂分岐点で谷崎潤一郎賞、1989年ヨッパ谷への降下で川端康成文学賞、1992年朝のガスパールで日本SF大賞を受賞。1997年パゾリーニ賞受賞。『家族八景』『邪眼鳥』『敵』『銀齢の果て』『ダンシング・ヴァニティ』など著書多数。1996年12月、3年3カ月に及んだ断筆を解除。2000年わたしのグランパで読売文学賞を受賞
【状態】
経年劣化により多少の焼けは御座いますが、カバーにスレ、傷少なく、概ね美本です。