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収録曲
ビートルズ最新編集AIオーディオ・アルバム・シリーズ新登場。
新次元のAI音源解析による独自のマルチ・トラック新編集ステレオ・リミックスによる各4種音源をまとめて収録。
ビートルズ・サウンド研究の最新リファレンス。
コレクター注目の最新アルバム・コレクション。
海外直輸入オリジナル・プレス盤
[ビートルズ・レコーディング技術とリマスター音源作業の変遷]
1962年英国でデビュー以来1970年の解散までの8年間にビートルズは英本国13枚のオリジナル・アルバムをリリースしている。
1960年代前半は一般的にステレオ再生装置が普及の途上にあり、レコードはモノラルが主流で、ビートルズに関してもミキシング作業はモノラルが基本で、ステレオは後追いで制作されていた。
結果的にモノラル、ステレオ別々にマスター・テープが作られ、その為テイクやミックスの違いが生まれ、別バージョンとして様々な音源が存在することになる。
ビートルズ・デビュー当時のEMIスタジオ(アビイ・ロード・スタジオ)は現在とはかけ離れた質素な環境でレコーディング設備は基本的に2トラック。
デビュー・アルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』ではスタジオ・ライヴのようにヴォーカル、演奏は1発録りで行われ、オーバーダブもほとんどされていない。
2トラックからのステレオ・ミックスでは、ボーカルと演奏が左右に振り分けられただけの安易に簡略したステレオ・ミックスで、これは次のアルバムまで続き、当時はモノラルが主流でステレオに関しては拘りなく、ただ形式的に制作するだけだったことを伺わせる。
1963年10月、シングル盤「抱きしめたい」がビートルズの楽曲で初めて4トラック・レコーダーが使用されたレコーディングとして、それまでのステレオ・ミックスから進化して以降、
アルバム3作目の『ア・ハード・デイズ・ナイト』から『ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)』の録音途中でアビイ・ロード・スタジオが8トラック・レコーダーを導入するまでは、基本的に4トラックでオーバーダブを重ねるレコーディング環境であった。
マルチトラック・レコーディングによるアルバム『アビイ・ロード』はステレオのみのリリースだったが、それ以前のアルバムはすべてモノラル、ステレオの2通りの発売が継続されており、それぞれミックスの異なるマスターが制作されてきた。
1970年代以降はステレオが主流となり、モノラル・ミックスは過去の音として忘れ去られていたが、1987年初めてビートルズの全アルバムがCD化されることになる。
監修を依頼されたジョージ・マーティンは旧態然としたステレオの違和感の解消に向かう。しかしCD発売日間際、納得のいくリミックス・アンド・リマスターが間に合わず、初期4アルバムはモノラル、『ヘルプ!』『ラバー・ソウル』の2タイトルのみ新たにリミックスした音源を採用、『リボルバー』以降はレコード時代同様のステレオ・ミックスをCD化してリリースされた。
1990年代に入ると『アンソロジー3部作』『ライブ・アット・ザ・BBC』といったオリジナル・アルバム以外の未発表音源のリリースが続いていく中で、1999年『イエロー・サブマリン・ソングトラック』として初めてマルチトラックを駆使したリミックス・アルバムが登場。以降、2003年『レット・イット・ビー…ネイキッド』、2006年『LOVE』といったリミックス・アルバムのリリースが続くことになる。
2009年には1987年の初CD化から長年にわたって中途半端なリリースだった全アルバムのCDが、デジタル・マスタリングの技術も向上したことで、満を持して2009年デジタル・リマスター盤として生まれ変わる。リミックスではないオリジナル・マスター音源を基本とした上で細やかな修正や改良が施され、ステレオ、モノラルで公式213曲オリジナル全作品がリリースされた。現在もこれが定番の音源となっている。
一方で同じ2009年には『ザ・ビートルズ:ロックバンド』としてゲームソフトが発売。ゲーム用としてオリジナル・マスター音源のリマスターとは対極にマルチ・トラック音源からボーカルやギター、ベース、ドラムスがミキサーによって分離された音源が登場。これらを元にした数多くのリミックス・バリエーションの存在は既にビートルズ・コレクターの間ではお馴染み。
近年では2017年の『サージェント・ペッパーズ』発売50周年記念リミックスからアルバム単位で最新リミックス・リマスターBOXのリリースが話題となっており、現在進行形でビートルズの音源は時代と共に進化を続けている。
[AIオーディオ・コンパニオン:リミックス・アンド・リマスターの特徴(詳細解説)]
ビートルズ・サウンドの基本的知識として”ビートルズ・レコーディング技術とリマスター音源作業の変遷”でご紹介の通り、これまでにも最新リマスターによる再発やリミックス・アルバムのリリースもあったが、この”AIオーディオ・コンパニオン:リミックス・アンド・リマスター”シリーズでは、『ザ・ビートルズ:ロックバンド』で試みられたマルチ・トラック音源をさらに進化させて、当時はセレクトされた楽曲に限られていたボーカルやギター、ベース、ドラムスの各パートの分離された音源を、最新AI音源解析による最新バージョンで全作品をオリジナル・アルバム単位で再構築。
かつて『ロックバンド』ではセレクトされた一部の曲だけだったマルチ・トラック音源をアルバムごとに全曲すべて収録。あらためてボーカルやギター、ベース、ドラムスの各パートが分離された独自のマルチトラック音源を元にオリジナルのステレオ・ミックスとは次元の違う新しいリミックスに仕上がっています。
【MULTITRACK REMIX AND REMASTERS STEREO REMIX】はニュー・ステレオ・ミックスとしてオリジナルの1960年代当時の旧態然とした不自然なステレオ音像から現代的な不自然感のないステレオ定位を意識したリミックスへ大幅に変更。
特に初期から中期にかけてのステレオ・ミックスの違いはヘッドフォンやステレオ・イヤフォンでダイレクトに聴くと如実にその違いが判ります。
初期2アルバムにおける2トラックからのステレオでは、単純に片チャンネルにまとめられたモノラルとなる演奏トラックを分離して演奏自体をステレオ化した上でボーカルをセンターに定位させるといったステレオ・ミックスに生まれ変わっており、これは最新AI音源解析ならではの功績といえるでしょう。この試みは既に音源コレクターにとっては近年複数リリースされてきていますが、あえて聴き比べるとそのサウンドの質感やステレオ定位、音像の違いを聞き取れると思います。
【NAKED VOCAL TRACK STEREO REMIX】はメインのボーカル・トラックを抜き出し演奏を極力抑えたミックスで、完全に演奏をオフにしてしまうボーカル・トラックだけでは音楽としてではなくただの素材となってしまうため、あえて演奏を残しつつ生々しいボーカルを全面的に押し出した”ネイキッド”なリミックスです。ある意味、ボーカルやギター、ベース、ドラムスの各パートが分離されたマルチトラック音源があるからこその独自音源であり、こうした形でアルバム全曲が収録されるのは初登場です。
【ORIGINAL ANALOG MASTER STEREO MIX】は文字通り1960年代当時のオリジナル音源を完全再現したもので、ソースとなっているのは英国オリジナル・ステレオ・マスターからダイレクトに制作されたモービル・フィデリティ原盤レコードの音源を高音質96/24ハイレゾ・デジタル音源化したものをベースに収録。
現行のデジタル・リマスターによる修復作業が行われた音源ではないレコード原盤そのままのオリジナル・アナログ・ステレオ・ミックスとなっています。
今となっては高価で入手困難といえるレコード原盤の音をそのまま伝えるフラット・トランスファーされたリファレンス音源です。
さらにアルバム全曲カラオケ化ともいえる 【BACKING TRACKS INSTRUMENTAL STEREO REMIX】は”ネイキッド・ボーカル”同様で、ボーカルやギター、ベース、ドラムスの各パートが分離されたマルチトラック音源があるからこそ独自に作成されたリミックス音源となるもので、これもまた最新AI音源解析ならではの功績といえるでしょう。
かつては『ザ・ビートルズ:ロックバンド』音源からのインスト・アルバムであったり、曲単位ではスタジオ・アウトテイク含め演奏だけのバッキング・トラックはありましたが、こうした形でアルバム全曲が収録されるのは初登場です。
曲によってはボーカルとコーラスが見事に振り分けられているものもあれば、完全にボーカル・トラックがオフにならない楽曲も一部ではあるものの、演奏だけを中心に聴くことにより一層ビートルズ・サウンドメイキングの分析にも役立つ興味の尽きないリミックスとなっています。
1960年代活動期間にビートルズは新曲としてリリースしたシングルAB面2曲はオリジナル・アルバムには収録しないという形式を貫いた結果、世界中で大ヒットしたシングルの有名曲の多くがアルバム未収録となった。当時はレコードを買ったファンの為に同じものをダブらせないという配慮だったが、時代が変わり、アルバムを全部揃えてもシングル曲が未収録となる不便を解消するため、1988年になって初めて編集盤『パスト・マスターズ』が作られた。シングルAB面はもちろんEP盤のみの曲等のアルバム未収録曲をすべて時系列に収録されており、オリジナル・アルバム13作にこの編集盤を加えれば、活動期間のビートルズ公式発表曲すべてを網羅出来ることで、コレクションには欠かせない必須タイトルである。CD化の際には”VOLUME1/2”だったが、今回の”SUPERB PREMIUM”では唯一シリーズ化されていないアルバム『イエロー・サブマリン』からの4曲が追加された『パスト・マスターズ・エクストラ』として前期中期後期の3作品となっている。
『VOLUME ONE』ではアルバム収録とは別テイクのデビュー・シングル「ラブ・ミー・ドゥ」から英本国では未発売だった「抱きしめたい」、「シー・ラブス・ユー」のドイツ語バージョン、4曲入りEP盤としてリリースされた「ロング・トール・サリー」までを収録。新編集ステレオ・リミックスでモノラル音源しか存在しない「ラブ・ミー・ドゥ」や「シー・ラブス・ユー」等がリアル・ステレオ化されたのをはじめ、初期ならではの埋もれた名曲の多いシングルB面曲等を収録。
これまでのシリーズ同様に、CD1にはマルチトラック新編集ステレオ・リミックスとしてオリジナル音源からボーカルと楽器を分離し新たに再構成した独自のリミックスが収録されている他、生々しいボーカルをフィーチャーしたネイキッド・ボーカル・トラックを収録。
CD2にはオリジナル・アナログ・マスターズとして現行のデジタル・リマスターが施されていない当時のアナログ・マスターに忠実な音源を収録。さらにバッキング・トラックス・インストゥルメンタルではアルバム全曲をボーカル抜きのカラオケ化を収録。最新AI技術による独自のリミックスとなっている。新次元のAI音源解析ならではのリミックスによるビートルズの音源研究に見逃せない注目のコレクション・シリーズです。
DISC 1:
MULTITRACK REMIX AND REMASTERS STEREO REMIX = track 01~13
NAKED VOCAL TRACK STEREO REMIX = track 14~26
01 / 14. LOVE ME DO
02 / 15. FROM ME TO YOU
03 / 16. THANK YOU GIRL
04 / 17. SHE LOVES YOU
05 / 18. I’LL GET YOU
06 / 19. I WANT TO HOLD YOUR HAND
07 / 20. THIS BOY
08 / 21. KOMM, GIB MIR DEINE HAND
09 / 22. SIE LIEBT DICH
10 / 23. LONG TALL SALLY
11 / 24. I CALL YOUR NAME
12 / 25. SLOW DOWN
13 / 26. MATCHBOX
DISC 2:
ORIGINAL ANALOG MASTER STEREO MIX = track 01~13
BACKING TRACKS INSTRUMENTAL STEREO REMIX = track 14~26
01 / 14. LOVE ME DO
02 / 15. FROM ME TO YOU
03 / 16. THANK YOU GIRL
04 / 17. SHE LOVES YOU
05 / 18. I’LL GET YOU
06 / 19. I WANT TO HOLD YOUR HAND
07 / 20. THIS BOY
08 / 21. KOMM, GIB MIR DEINE HAND
09 / 22. SIE LIEBT DICH
10 / 23. LONG TALL SALLY
11 / 24. I CALL YOUR NAME
12 / 25. SLOW DOWN
13 / 26. MATCHBOX
商品番号 SPSC0014D1/2