希少 展示即売会図録本 藤本能道 1977年 色絵磁器 作品集 写真集 人間国宝
日本橋高島屋
1977年 12月2日~6日
約26x22.5x1cm
約62ページ
作品写真図版フルカラー51点
堅表紙本
日本語
※非売品・絶版
※会場限定本
各会場わずか5日間という短い会期の上、
会場限定のみ、限られた一部の上得意顧客しか入手できない、
大変貴重な、展示即売会の販売図録個展カタログ写真集・作品集。
陶筥、大皿、八角筥、四角筥、十二角皿、陶額、徳利、水指など、
当時の最上品・銘品の数々を一堂に集めてフルカラー写真で紹介。
経歴・陶歴・受賞歴・出品歴などをまとめた略年譜も収録。
日本の近現代色絵磁器の第一人者であり、
花鳥をモチーフとして、専門の日本画家を超える表現力で生命の自然美をやきものに昇華、
独自の技法「釉描加彩」を確立し、1986年に国の無形文化財「色絵磁器」保持者・人間国宝に認定された陶芸家、
藤本能道が、人間国宝に選定される以前、精力的に新しい作品を制作していた頃の作品群が一堂に展観されたもの。
デパート個展、展示即売会に出品されるような最上作は、1980年代において数千万円~数百万円で販売され、
現在も数百万円~数十万円もの高額で取引されています。
発行部数も少なく、また、藤本能道に関する書籍については、展覧会図録以外の類書はほとんどありません。
コレクター、骨董品、絵付け、茶道具等愛好家必携の、作風を知る上でも大変貴重な資料本。
【図録掲載内容】
主催者挨拶
作家挨拶
作品写真図版 フルカラー51点
作家肖像写真
藤本能道 年譜
【藤本能道】
東京藝術大学名誉教授。重要無形文化財保持者(人間国宝)。
略歴
東京府・南豊島郡大久保村(後の東京市淀橋区、現・東京都新宿区)出身
1941年東京美術学校工芸科図案部卒業後、文部省技術講習所に入所する。
加藤土師萌に師事。1944年には東京美術学校教授となった富本憲吉の助手を務めながら、富本が習得した九谷焼系の色絵磁器の技法を学んだ。
1946年には日展、国展に初入選するが、終戦に伴い工芸技術講習所を退所、京都に移る。
その後鹿児島市商工課専任として、工芸研究所、京都市立美術大学専任講師、助教授、東京藝術大学教授、東京芸術大学学長を歴任。
新匠美術工芸会、モダンアート協会、走泥社同人を経て、日本デザイナークラフトマン協会理事、日本工芸会、中部朝日陶芸会などの各地、多くの陶芸展の審査員など。
1973年 東京都青梅市梅郷に築窯。
独自の描画方法、「釉描加彩(ゆうびょうかさい)」を確立、
その技術が評価され、1986年4月28日に重要無形文化財「色絵磁器」保持者・人間国宝に認定される。
1956年日本陶磁協会賞、1965年日本工芸会東京支部展受賞、同年ジュネーブ国際陶芸展で銀賞(「赤絵大壷」)。
その後も日本伝統工芸展等で作品を発表。1992年年歿。
【ごあいさつ】より
独特な表情をたたえた色絵磁器で知られる、藤本能道先生の第七回個展を開催いたします。趣ふかく、あざやかな色彩を見せる作品からは、伝統にとらわれず、つねに新しい陶芸美を求め、精進を続けられる先生の情熱と気魄が感じられます。
このたびは、その熟達した技で、意欲も新たに手がけられた逸品の展観でございます。
個性ゆたかな力作の数かずを、ぜひ、ご高覧くださいますようご案内申しあげます。
【掲載作品一部紹介】全作品の寸法掲載
色絵椿図四角筥
色絵鵯と木瓜八角筥 ひよどり ヒヨドリ
色絵紫陽花と四十雀六角筥 シジュウカラ
色絵鵯と木蓮図四角筥
色絵鴨之図四角筥 カモ
色絵牡丹図長四角筥
色絵鶉図六角筥 うずら ウズラ
色絵山茶花図長四角筥
緑釉金彩柘榴文四角筥
色絵牡丹と尾長十二角大皿
染付椋鳥十二角大皿
色絵かわせみ大皿 翡翠 カワセミ
色絵尾長図大皿
色絵鴨之図大皿
色絵四十雀十二角皿
色絵山鳩十二角皿
色絵桜と鵯八角皿
色絵芍薬図八角皿
色絵葡萄四十雀八角皿
色絵紫陽花八角皿
色絵牡丹八角皿
色絵四十雀花壺
染付竹雀図花壺
色絵鶉図花壺
染付枯葉四十雀花壺
色絵柿と鵯之図花壺
色絵かわせみ花壺
色絵木蓮と鵯之図花壺
色絵野葡萄四十雀花壺
色絵竹雀図花壺
色絵春秋草花文水指
色絵春秋童女文水指
色絵夕空の鵯図陶額
色絵渓谷鶺鴒図陶額
染付木蓮と鵯之図陶額
色絵かわせみ図陶額
染付群雀図陶額
染付かわせみ図陶額
染付秋雨山鳩図陶額
色絵茄子文八寸皿
色絵こぶし文八寸皿
染付鴨之図八寸皿
染付紫陽花と雀八寸皿
染付竹雀図八寸皿
色絵絵変り果実文皿 5枚組
色絵茄子文ねじ徳利
色絵かきつばた瓢形徳利
色絵紅白ねじ徳利
染付ふぐねじ徳利
色絵牡丹ねじ徳利