【写真集】『 犬と親父 』増田浩之 新風舎●ある雨の日 親父は犬に引っ張られ転倒。手首を逆について骨折。全治三ヶ月。それでも散歩に行く
【写真集】『 犬と親父 』増田浩之 新風舎●ある雨の日 親父は犬に引っ張られ転倒。手首を逆について骨折。全治三ヶ月。それでも散歩に行く 收藏
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単行本 出版社: 新風舎 発売日： 2004/12/15 サイズ： 25.7 cm × 18.4 cm × 0.8 cm 【内容説明】 『 犬と親父 』増田浩之 犬 ラブラドル・レトリーバー/雄/ 2歳 しつけが行き届かなかったため、落ち着きがなく、常に興奮気味。 親父 55歳/自営業 もともとは動物嫌いだが、2年前突然犬を飼い始める。 ある雨の日、親父は犬に引っ張られ転倒。手首を逆について骨折。右橈骨遠位端骨折（スミス型）全治三ヶ月と診断される。 それでも散歩に行く 犬も親父も・・・。 犬を飼ったことは無い。動物も嫌いだし、毎日世話をするのも大変そうだ。 親父も近くにいない。まだ故郷の街で健在だが、普段一緒に暮らしてはいない。 犬も親父も、そういう意味ではやや遠い存在だけれど、増田くんのこの「犬と親父」シリーズの気分はよくわかる。というか、身につまされる。彼らのように、どうしようもなく身近にあって、どうしようもなく突き放すことも、受け容れることもできないものが、僕にもいくつかあるからだ。 彼の写真には、距離感と感情移入、居心地の悪さと愛情が両方とも同居している。ちょっと引き気味の6×7判のフレームの中で、煮えきらないまま淡々と過ぎていく日々の移ろいが、切なげに身をよじっている。 このなまぬるい日常から、どこか知らない場所に脱出しようと思ってもいい。苛立ちを爆発させて、ナイフや包丁をふりまわしてもいい。もしかしたら、明日になれば、写真にちらっと顔をのぞかせている富士山が、大爆発するかもしれない。 でも、そんなことは今日も、明日も、明後日もおこらず、犬も親父も何ごともなかったように散歩に出ては帰ってくることを、僕らはよく知っている。「パブスナック街歩里」のある街で、むしろそのことを見続けてみよう。それが増田浩之の「写真家決心」なのだ。 写真評論家 飯沢 耕太郎 内容（「BOOK」データベースより） 第3回新風舎・平間至写真賞平間至賞受賞作品。 ・著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 増田浩之 1977年静岡県生まれ、東京都在住。2000年第15回写真「ひとつぼ展」入選、第13回「写真新世紀」佳作。2003年第3回新風舎・平間至写真賞平間至賞受賞「犬と親父」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 【状態】 表紙などに薄スレ、キズ、僅かなヨゴレ・角のイタミ等のイタミが多少ありますが、問題なく見れます。 古本としては標準的な状態だと思います。 よろしくお願いします。 |
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