・当時としてはかなり広帯域と思われます。
・音を聴くと古さは全く感じられず、シングルフルレンジから素晴らしい音楽が流れてきて驚きます。
・クラシックのオケや弦の重奏では優雅な雰囲気が十分すぎるほど出てきます。
・このサイズとしては最上の再生を行っていると思います。
・一般的にこのサイズのヴィンテージユニットはその構造上、中音レベルがかなり大きく低音が不足する傾向があります。
・「多くの小型のヨーロッパビンテージスピーカーシステムは低音をあきらめた方が良い」という風潮があり実際そのような音が流通しています。
・周波数特性を測定してみますと、かなり低いところまで低音は反応しており、あきらめるのはもったいないと感じます。
・これはエンクロージャーの形式や、サイズを大きくするなどの工夫だけでは改善は困難です。
・的確なスタティックな補正を実施することで、信じがたい素晴らしい広帯域のシステムに変身させることが出来ました。
・本システムでは「オリジナルサウンド」と「広帯域化イコライジング済の音」の2種類の音のいずれかを利用者が容易に選択できるようにしました。
・詳細は下記「ビンテージユニットを蘇らせる!Telefunken 録音モニター Magnetophon アルニコフルレンジシステム」を参照ください。
https://geo80002002.livedoor.blog/archives/39443772.html
・バナナ端子での挿入ですので、容易にいずれかの音を選択できます。
・1950~80年代のJAZZ、 クラシックの愛好家で小型高性能なシステムを探しておられる方にお勧めいたします。・小出力真空管アンプ用システムとしても最適なものと思います。
【2】ユニット
・口径:106X182mm
・インピーダンス:4オーム
・マグネット:大型馬蹄形アルニコ
・コーン:超軽量、フィックスドエッジ
・再生可能周波数帯域:65~18000Hz(実測、+-3db)
・状態:良好
【3】エンクロージャー:
・型式:後面部分開放型
・サイズ:幅200mm、高さ300mm、奥行230mm
・材質:天地側面は15mm厚のアカシア集成材、バッフル、裏板は針葉樹系プライウッドです。
・外装:100、240番のサンドペーパーで研磨し、次にワトコのナチュラルオイルと600番のサンドペーパーで繰り返し研磨仕上げています。
・アカシアの木目がきれいです。
・サランネット:ブラックジャージネットによる頑丈なサランネットが付属します。
・入力端子:2Pのハーモニカ端子でYラグ、またはケーブルむき出しが接続可能です。
・バナナプラグ、極太ケーブルなどほとんどのタイプのスピーカー端子が接続可能な金メッキ金属削りだしアダプターが装備されています。
【4】音
・以下の感想は主観ですのでご承知おきください。
・音は定評があり音楽ソースを忠実に再現するものと感じます。
・能率は高いので中小出力の真空管アンプにも最適です。
・以下は同一システムを購入いただいた方々の感想です。
Gさん「さっそく聴いて感激しました。中音域の活の良さに驚きます。しかも合唱のフォルテシモでも音が混濁しません。フルレンジ1発でこれは信じがたいです」
Tさん「音の粒が聞き取れる感じで、ひとつひとつの楽器が手に取るように感じられる。驚くべきスピーカーである」
Nさん「PHSTを使用した音は低音が良く伸びて最新の音楽ソースの再生も満足です」
・詳細な音質評価については上記URLで詳しく記載してあります。