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★商品説明★ | 小杉健治著 「質屋藤十郎陰御用3・4」 集英社文庫 「赤姫心中 質屋藤十郎陰御用3」 2014年 11月 文庫初版 「恋飛脚 質屋藤十郎陰御用4」 2015年 11月 文庫初版 定価 620円、630円+税 315頁、313頁 |
★著者略歴★ | 1947年、東京生れ。コンピューター専門学校卒。プログラマーの傍らカルチャーセンターで小説作法を学ぶ。1983年「原島弁護士の処置」で第22回オール讀賣推理小説新人賞。「絆」で第41回日本推理作家協会賞。「土俵を走る殺意」で第11回吉川英治文学新人賞。今は、時代小説に力を入れている。 |
★作品内容★ | <赤姫心中> 人気役者の竹之丞が、後援者の女将の別邸で死体で見つかる。密会を隠すために、岡っ引きの伍平に金を渡し、通りで強盗にあったとつくろわせる。けれど世間は納得せず、歌舞伎の名跡をめぐる争いでは無いかと噂する。一方、藤十郎は質入れされた懐剣が、名跡伝授のための家宝であろうことから、疑いを抱き調べ始める。ことは猿回しの芸人を犯人に仕立て、浅草団左衛門と、歌舞伎界、そして奉行所との間に亀裂を生じさせる事こそが真の狙いでは無いのか。大阪から鴻池の番頭たちが江戸にやってきて、大和屋、藤十郎達に不気味な圧力をかけ始める。シリーズとしての転回点で、謎の組織と、藤十郎との戦いが本格的に始まる。 <恋飛脚> 家康から旗本・御家人を守る密命を受け、時代が下り商人が武士より力を持つようになったが、それを食い止めようとする大和屋。その次男・藤十郎は質屋のかたわら、江戸を金で支配しようとする鴻池グループの悪巧みを阻止しようとして居た。そんな時、大阪の摺りが摺ったと思われる役者の財布が持ち込まれる。財布は、前の事件で自害した役者の持ち物で、その事件に何か秘密がありそうだ。持ち込んだ男も数日後に殺され、ここにも鴻池が絡んでいる。鴻池の末娘との縁談が持ち込まれている藤十郎は、敵地大阪に乗り込むことになる。圧倒的力を持つ鴻池による襲撃、果たして無事切り抜け、事件の真相をつかむことができるのか。裏鴻池や、身を引いたおつゆの恋は。江戸では、藤十郎の誠意に触れ、決意新たな岡っ引き・マムシの吾平の働きも見所。 |
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