このTorpedo VB-101は、ロードボックス機能を搭載したスピーカー・シミュレーターです。
真空管アンプヘッドを使って録音するときでも、スピーカー・キャビネットから音をだして、マイクを立てる必要はありません。
特に本機ではレコーディングに役立つ機能が満載で、XLR入出力端子、デジタル入出力、1度に2種類のサウンドをシミュレート、許容入力150W、A/Dコンバート192kHz等を装備しています。
〇ロードボックス機能
通常真空管アンプを使用する時は、電源を入れる前に、スピーカー・キャビネットを繋ぐ必要がありますが、ロードボックスを使えば、スピーカーを繋がなくてもアンプを使えます。
本機はロードボックス機能があるので、真空管アンプヘッドでレコーディングする時に、スピーカー・キャビネットから音を出さずにすみます。
許容入力は150Wあるので様々なアンプヘッドを繋げます。
〇シミュレーション機能
本機ではスピーカー/マイク/パワー・アンプのシミュレーションができます。
1度に2種類のサウンドをシミュレーションでき、それらをミックスできます。これにより更に音作りの幅が広がります。
〇スピーカー・シミュレーション
スピーカー・キャビネットは初期設定では、ギター用22種、ベース用10種のシミュレーションを搭載しています。
更に専用ソフトをパソコンにインストールし、本機とUSBでげば、ダウンロードした新しいキャビネットを追加して使えるようになります。
〇マイクシミュレーション
代表的なマイクを8種類シミュレートできます。
マイクを選んだら以下のような設定ができます。(キャビネットからの距離・スピーカー・ユニットの中心からどのくらいずらすか・キャビネットの前か後ろか・位相の関係・スピーカーの飽和状態)
〇パワーアンプ・シミュレーション
本機にはパワーアンプのシミュレーションが8種類あります。
プリアンプを使う場合でも、パワーアンプを使ったような迫力のあるサウンドにできます。
〇リ・マイキングも簡単
このVB-101にはプリ・シミュレーション・ライン出力端子を装備しています。
デジタル出力の場合はパラメーターの設定により、プリ・シミュレーション信号を出力できます。
これらの機能を使って、一旦シミュレーションしていないドライ音を録音すれば、後でマイキングだけを、何度でも納得いくまで試すことができます。
〇レコーディングに役立つ豊富な入出力
レコーディングに役立つ多くの入出力端子を装備しています。
ワードクロック入力、MIDI IN/OUT/THRU、USB、S/PDIF 入力/出力、AES/EBU入力/出力、アナログ・ライン出力、プリ・シミュレーション・ライン出力端子、アナログ・ライン入力、スピーカー出力、アンプ入力、ヘッドホン等
〇エフェクト
エフェクトは、ローカット、5バンドEQ、エキサイター、コンップレッサー、スペイシャルを搭載しています。