日本CBSソニー SOCL-1033 ベルリオーズ:幻想交響曲、ブーレーズ、ロンドン交響楽団。スコアーが精密に再現されている、既成概念にとらわれない、とても興味深い演奏です。きわめて軽微なチックノイズが数回出ますが、盤面はとても良好。
日本CBSソニー SOCO-82 ラヴェル:ラ・ヴァルス、古風なメヌエット、マ・メール・ロワ。ブーレーズ、ニューヨーク・フィル。クリュイタンスに代表されるような優雅で雰囲気あるフランス的なラヴェルとは異なり、ブーレーズのストラヴィンスキー演奏に見られるような精緻で鮮烈な表現のラヴェルです。チックノイズはほとんどありません。
日本CBSソニー SOCL-144 モーツアルト:交響曲第40, 41番。セル、クリーヴランド。絶賛されているセル独特の絶妙なモーツアルト演奏です。各面に数回の軽微なチック・ノイズが出ますが、盤面は良好。
日本CBSソニー 13AC74 グリーク:ペールギュント、ビゼー:アルルの女。いずれも組曲第一番。セル、クリーヴランド。セルの見事な指揮は、ポピュラーなクラッシックの名曲でも変わりません。格調高い演奏です。録音も極めて優秀。チック・ノイズもほとんどありません。
日本CBSソニー 13AC445 メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」、真夏の夜の夢の音楽。セル、クリーヴランド。セルの颯爽とした精緻な指揮による完璧な演奏。セルが完全にオケを掌握していることが、よくわかります。きわめて軽微なチックノイズが、両面合わせて数回出ます。
日本コロンビア HML-102-C ドヴォルザーク:新世界から。セル、クリーヴランド。セルの絶妙な指揮がすばらしく効果的で、緊張感あふれる壮絶な演奏。名盤です。録音も優秀。両面合わせて数回の軽微なチック・ノイズが出ます。
日本CBSソニー SOCL-1041 ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」「フィデリオ」序曲。バーンスタイン、ニューヨーク・フィル。バーンスタインらしいみずみずしく、はつらつとした田園で、第3楽章以下は大変な劇的盛り上がりを見せています。チック・ノイズもほとんどありません。
日本CBSソニー 20AC-1544 ロシア音楽名曲集 チャイコフスキー「1815年」「イタリア奇想曲」「スラヴ行進曲」、リムスキー=コルサコフ「スペイン奇想曲」、ボロディン「中央アジアの草原にて」。バーンスタイン、ニューヨーク・フィル。バーンスタインらしい若々しくダイナミックで、巧みな演奏。録音も優秀。両面で数回の軽微なチック・ノイズが出ます。
日本CBSソニー 25AC924 ワーグナー「さまよえるオランダ人」序曲、「リエンツィ」序曲、「マイスタージンガー」前奏曲、「タンホイザー」序曲。マゼール、フィルハーモニア。入念に表情付けされたワーグナーで、マゼールが本当に優れた指揮者だったことがわかります。とりわけ「マイスタージンガー」はけれんみたっぷりの大演奏です。軽微なチック・ノイズ少々。
日本CBSソニー R.シュトラウス「ドン・ファン」「ティルオイレンシュピーゲルの・・・」「死と変容」。マゼール、クリーヴランド。ドイツ的ではありませんが、マゼールにより見事に造形された聴きごたえあるモダンな演奏です。録音も優秀。両面合わせて軽微なチック・ノイズがわずかにあります。
日本CBSソニー 13AC232 シベリウス:ヴァイオリン協奏曲、「トゥオネラの白鳥」。ダヴィッド・オイストイラフ、オーマンディ、フィラデルフィア。オイストラッフの名人芸、美しい音色を堪能できる同曲の傑作盤の一つです。録音も優秀。ノイズは見られませんでした。
日本コロンビア HML-101C ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」、オーマンディ、フィラデルフィア。シューベルト:交響曲第8番「未完成」、リンデンベルク、フランス国立放送管弦楽団。「運命」の方は、緊張感あふれる堂々たる本格的なベートーヴェン演奏、「未完成」の方は、美しく流れるだけでなしに、この曲の劇的な側面をよく示した演奏で、フランスのオケの美しい響きも楽しめる演奏です。チック・ノイズもほとんだありません。