過去最安の100,000円です。
二代目善作の息子の『徳弘』作の薄い突き鑿の刃幅四分の突き鑿です。
厚みは鎬部分辺りで3㎜を切っており、繊細な作業向きです。
鑿本体のみが出品対象で、画像に他に写っている物は出品対象外です。
鍛冶・鑿の種類・未使用と稀少性が三拍子揃った商品です。
初代松原善作こと初代『善作』の息子の喜次郎(兄)が二代目善作、その弟の重次郎が三代目善作です。
更に二代目善作の息子が今回の『徳弘』で、本来なら四代目『善作』となるべき人です。
戦後の数年後、三代目善作が卸していた御店が『善作』の名前を無断で商標登録したそうです。
その影響で二代目善作や息子も『善作』銘を使えなくなり『徳弘』となったのかもしれません。
それが昭和20年代後半の話で、その頃が大阪で最後に三代目善作が最後に目撃されたとされており、年もとっていたようですので、兄の二代目は更に年長である事から、その頃息子の『徳弘』も40~50代ぐらいかもしれません。
ですので、年齢的には『善作』銘が登録される前までは、二代目善作銘で親子共々普通に大工道具を制作していたと思われ、『徳弘』銘を使用する頃には年齢的にはベテランといっても差し支えない頃ではないかと思います。
『穴』の刻印は『善作』銘の頃から使われていたもので、『二代目善作』の流れをくむ事を誇示していたのかもしれません。
同じように三代目善作でも末期には『善作』の刻印は無く、共によく打たれていた刻印を打つ事でそれを示していた物もあります。
未使用で刃先は刃が殺してある状態です。
道具箱から出してきて特に何もしていない状態で撮影していますので、黒皮もあるので錆はそれほど浸透せず、手入れをすればかなり錆は減るのではないでしょうか。
ずっととっておきで未使用のまま保管してきて惜しい気持ちもありますが、どなたか道具を愛する方にご落札いただければと思います。
発送後の補償は出来ませんので補償のあるゆうパックでお送りします。
ご落札の後、評価を参考に連絡や手続き毎に数日を要する・受け取り連絡をされないという取引を何度か繰り返されている方は、申し訳ございませんがこちらの判断で落札者を削除をする事がありますので御了承ください。
未使用ですが錆などもありますので、画像をよく精査して頂きノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。