Xレボリューション2の紹介です!
Xレボリューション2は2007年頃に発売された、アンブロのスパイク。
当時、バルセロナに所属していたデコが着用していました。
まずアッパーにはマイクロファイバー素材が使われています。
2007年頃のモデルなので、現在の人工皮革とは違いやや硬く、少々厚みもあるアッパー素材となっています。
また、アウトサイド部分やインサイド部分には戦略的にステッチを多目に配置することで、皮革のへたりやボールグリップ力を高めています。
アッパー表面、アウトサイドのSロゴとインサイドのUMBROロゴにはタッチコントロール機能を搭載。
ボールグリップ力を更に高める設計となっています。
足幅はD程度と狭め。
甲回りは標準ですが爪先まわりは低い設計です。
かなりタイト、爪先も低い設計であるのにも関わらず、マイクロファイバー素材も現在のようなしなやかさ、柔らかさ、薄さはない上に、ステッチも多いので、かなり足幅の狭い方にしか合わないようになっています。
シュータンは現在では珍しいモノタン構造を採用。
インサイド側を広くとることが出来、シュートの精度を高めます。
ただ、かなり独特なフィット感になるので、モノタン構造はかなり合う合わないがわかれるものとなっています。
かかと部分にはヒールカウンターを搭載。
かかとをしっかりとホールドすることで、安定性を高めています。
ヒールライニングには薄いクッションと人工皮革を採用。
ややツルッとした質感で、何らかの滑り止めが必要になりそうな所です笑
ミッドソールはフルレングスタイプではなく、軽量性と最低限の保形性を追求したフォアフットタイプのものを採用。
アッパー裏地にはポリエステル繊維を採用しています。
そしてインソールにはシンプルかつ立体構造のものを採用。
アウトソールには13本の円柱スタッドを搭載。
柔らか目の土、天然芝に基本的には対応しています。
前足部にはやや長めの円柱スタッドを9本配置。
バランスのいいグリップと、安定感をもたらします。
アウトソール中足部にはモーションコントロールシステム、ウィッシュボーンシャンクパーツが搭載。
カーボンプレートを内蔵し、剛性を高める構造を採用したことで、高反発性を持たせることに成功しています。
重量は記憶が曖昧ですが、確か25cmで250g程度。
当時は斬新なデザインと共に最新のギミックを詰め込んだ、スペシャルなスパイクでした。
今ではPUMAがトリックスカラーを発売し、某選手が左右色違いをオリジナルで履いていたりしていますが、元祖はここになるのかなと思います。