サイズ・・・直径5.5 厚さ0.4㌢
重 さ・・・83㌘
素 材・・・銅製
時 代・・・大正15年
付属品・・・桐共箱
●メダル、箱ともほとんど無傷で錆とかもありません。
●正面の化と工を組み合わせたアールデコ調のシンボルマークと
●裏の化学実験設備の図が意気込みが感じられます。
●第二回化学工業博覧会の概要
開催日程:1926年03月19日(大正15年)~1926年05月17日(大正15年)
開催地:東京都
会場:上野公園(不忍池畔)
主催:化学工業協会
大正6年に初めて第1回を開いた化学工業博覧会は大盛況であったが、その後の関東大震災により
化学製品は輸入に頼っていた。
やむを得ないとはいえ、経済的に大打撃で憂慮されていたので、化学工業は国の産業や国防上にも
重大であると、その知識を図り発明思想の増進を促すことを目的として開催した。
会場には、勢いよく鯉の口から飛沫を上げる噴水があり、朝日新聞社から欧州訪問の飛行機が展示
され、陸軍館や海軍館も建てられ、化学に関わる広範囲の各企業から出品があった。
当時、館内における出品物は陳列箱と呼ばれる陳列ケースによっておこなわれることが多く、
なかでも高島屋、松屋、松坂屋、三越、白木屋の百貨店が揃って同じ陳列ケースに、時の
フアッションを纏った人形で流行を競ったのは異色であった。
また、この博覧会では、東京風月堂、大関、大日本ビール、ユニオンビール、三ツ矢サイダーなど
が、宣伝搭のある売店をつくり営業参加したので目立った。