
新書です。 きれいなほうです。
日本人なら誰もが当然のように抱いている「人は自然に生かされている」という自然観。
それが今、地球環境問題への示唆に富むユニークな考え方として世界から注目されている。
そして、この自然観を育んできた神道の考え方や、神社をとりまく「鎮守の森」の存在は、
これからの持続可能な発展のヒントになるのではないかともいわれている。
平成26年(2014)6月、神宮式年遷宮を終えた伊勢の地に、世界の宗教の指導者や国連関係者、環境問題の専門家らが集まり、
日本の多くの神社を包括する神社本庁とARC(宗教的環境保護同盟)の共催による国際会議が開かれた。
英王室のフィリップ王配殿下によって設立されたARCの目的は、
「世界の主要な宗教が、それぞれの教義、信仰、実践に基づき、環境問題に取り組む独自のプログラム策定を支援すること」
本書では、この会議に登壇した皇室の彬子女王殿下、高野山真言宗管長の松長有慶氏、
神宮大宮司の鷹司尚武氏、東京大学院教授のロバート キャンベル氏らによる
「日本人と自然」についての講演や発言を載録。
さらに、ARC事務総長のマーティン・パーマー氏、神社本庁総長の田中恆清氏へのインタビューを加え、
日本人が受け継いできた自然観と、その現代的意義について見つめ直し、宗教と自然について考える。