【真袖】岡田閑林/竹鷄図幅/越後三根山藩主牧野忠興遺物/美濃岩村藩家老丹羽瀬市左衛門箱書/谷文晁門/大田原愛清の師/稀少な南蘋派作/真作 收藏
拍卖号:p1171917060
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作者と作品 |
安永4年江戸生 幕府の先手組で目白台組屋敷に居住した 谷文晁の門人で渡辺崋山との交友でも知られる 沈南蘋風の花鳥画を得意としたが遺作はほとんどが南画風の作品で本作のような南蘋派風の作品は稀少 また文人大名で狂歌師としても知られる下野大田原藩主大田原愛清の師でもあった日本画家、岡田閑林(1775~1849/名は練また武功,字は石補また子豊,閑林また梯陰などと号した)の『竹鷄』図幅 絹本着色 上下パー中緞子装 32.5×95.5(本紙)cm 識箱(詳細は後述)付 落款は「閑林/印(藤練)/印(石補氏)」で、稀少な南蘋派風作品 箱蓋裏には「閑林竹鶴/牧野半右衛門様御遺物/丹羽瀬枢」とある 箱書の識者である「丹羽瀬枢」は幕末期の美濃岩村藩家老丹羽瀬市左衛門生枢のことで、維新の際に藩論を勤皇にまとめ新政府軍に対し徳川慶喜の側近であった藩主松平乗命の赦免交渉にあたった人物 また、ここでの「牧野半右衛門」は牧野半右衛門忠興のことで、もとは美濃岩村藩藩主松平乗美の4男、松平乗命の叔父にあたる人物、交代寄合の牧野家に養子に入り同家は幕末期に越後三根山藩として立藩した つまり旧主人家の遺物に対して丹羽瀬が識書たものである 稀少な南蘋派風の作例であるのに加え、旧大名家の伝世品という伝来の明らかな作品です、この機会にぜひご入札ください 追記…昭和期の夭折詩人として知られる富永太郎はこの岩村藩家老家老丹羽瀬市左衛門の曾孫にあたる 太郎の母園子は旧姓丹羽瀬、その父が丹羽瀬生照といい丹羽瀬市左衛門生枢の次男である 丹羽瀬生照は維新後太政官出仕となり東京湯島新花町に住し富永家はその隣にあった 詩文を善くし、号を簡斎また野梅といい、巌谷一六ら明治の漠詩人と交友があったという |
状態・その他 |
状態は折れシワ等あるも経年を考慮して概ね良好と言えよう 箱(識箱)付 もちろん真作保証品(真作でない可能性はございませんが、万々一所定鑑定人の鑑定が通らなかった場合は返品をお受けします、但し鑑定に係る諸費用はお客様のご負担でお願いいたします)! 古いものですので、画像をよくご覧になり、ノークレーム、ノーリターンでお願いします |
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