先週過去最安の100,000円でしたが、今回出品がギリギリになり遅れたのでほんの気持ちだけですが、今回だけ98,000円で出します。
善作といえば後に兵庫の三木の問屋に商標登録された三木の『善作』とごっちゃになりがちですが、これは二代目善作の息子の『徳弘』作の薄い突き鑿の刃幅四分の突き鑿です。
鑑定の資格がある訳ではないので公に断言はしませんが、刻印の大きさや形状の違いもありますがそれは保険的な物で、特に血統善作の鑿は特有の特徴があります。
厚みは鎬部分辺りで3㎜を切っており、繊細な作業向きです。
鑿本体のみが出品対象で、画像に他に写っている物は出品対象外です。
鍛冶・鑿の種類・未使用と稀少性が三拍子揃った商品です。
裏にも少々錆がありますが、鑿としてはほぼ問題無いレベルだと思います。
初代松原善作の息子の喜次郎(兄)が二代目、その弟の重次郎が三代目善作です。
二代目と三代目は同時期に別で活躍しており、兄の喜次郎の息子が本来なら四代目『善作』となるべき『徳弘』です。
戦後の数年後、三代目善作が卸していた御店が『善作』の名前を無断で商標登録したそうです。
その影響で二代目善作や息子も『善作』銘を使えなくなり『徳弘』となったのかもしれません。
それが戦後昭和20年代後半の話で、普段行方知れずの三代目善作が最後に目撃されたとされており、年もとっていたようですので、二代目の兄は更に年長である事から、その頃息子の『徳弘』も一人前の現役だった事でしょう。
ですので、年齢的には『善作』銘が登録される前までは、二代目『善作』銘(長方形枠に善作)で親子共々普通に大工道具を制作していたと思われ、『徳弘』銘で出していた物もほぼ『二代目善作=徳弘』の品質と思います。
てある状態です。
道具箱から出してきて特に何もしていない状態で撮影していますので、黒皮もあるので錆はそれほど浸透せず、手入れをすればかなり錆は減るのではないでしょうか。
ずっととっておきで未使用のまま保管してきて惜しい気持ちもありますが、どなたか道具を愛する方にご落札いただければと思います。
発送後の補償は出来ませんので補償のあるゆうパックでお送りします。
ご落札の後、評価を参考に連絡や手続き毎に数日を要する・受け取り連絡をされないという取引を何度か繰り返されている方は、申し訳ございませんがこちらの判断で落札者を削除をする事がありますので御了承ください。
未使用ですが錆などもありますので、画像をよく精査して頂きノークレーム・ノーリターンでお願いいたします。