・PLLのADF4350と周波数エクステンダーとその制御モジュール[CPU(Arduino_Pro-mini系制御スケッチ入り〕+
LCD表示器+キースイッチ]で構成し、 10KHz~8.8GHz(IC選別品は9GHz)を出力できる実験検討用の
Wide Signal Generatorです。
・1枚目の写真がお送りする内容、2枚目がブロック図、3~5枚目が特性測定例、6枚目が各部説明、
以下LCD表示例です。
・構成は、下記からなり、各信号は、SMA端子から出力されます。
*ベースPLL部:ADF4350(クロック26MHzTCXO。発振周波数137MHz~4400MHz)
*制御部:コア:Arduino Pro-mini系、+KEYPAD+LCD表示モジュール+ADF4350インターフェース
*周波数ダブラー部:~5GHz広帯域アンプ+4G→8GHzダブラー
*LO発振/周波数MIX部:水晶発振器+アンプ+DBM+フィルター部+ポストアンプ
*表示部:1602LCD
*電源部:9V→5V 、9V→7V 、5V→3.3V 各レギュレーター。
・動作確認済で、ArduinoはSG用動作確認時のスケッチがはいっていますので、9V の電源を供給すれれば
すぐにSGは動きます。Writerがあればプログラムの書き換えが可能です。
・動作確認時のプログラムはキーSWの操作のみで全発振周波数範囲の設定ができ、さらに20個の周波数の
プリセットができ、データはArduino内メモリに記憶されます。
電源ON時は、プリセットポジション”0”の周波数が常に出力されます。
・操作資料・ADF4350・制御モジュールおよび周波数エクステンダ資料、実験データをお送りする予定です。
・この出品は、これまでに出品してきたWGxxx(540KHz~9GHz発振モジュール)をベースに
出力周波数範囲を下側10KHzまで拡大したものです。(上側はIC選別品は9GHz、通常品は8.8GHz)
・DBMによるMixer方式とすることで、高価なADF4351を使用することなくDBM-Mixerのコストアップを
カバーし、出力周波数範囲を下側10KHzまで拡大することができました。また、前モデルでのジャンパ
切り替えも不要となり、操作性と性能アップができ、前モデルと同じ出品価格にできました。
・13.6GHz対応のADF5355発振モジュール(最近は安いものでも$160)に比較しても格段にコスパの良い
構成だと思います。
・これだけで10KHz~8.8GHz(9GHz)の広範囲の周波数信号発生能力をもつので、実験用信号源としての、
色々な実験用途に使用できると思います。
・・・受信機やアンテナの調整、
・・・SDRドングル(例25MHz~1.6GHz)、Mixerなどと組み合わせてLF~HF~2.4/5.6/10GHz帯の受信、
・・・簡易スペアナの構成部品、
・・・・・・
*9GHz出力対応の選別ICオプションは,¥300。別出品のGPS周波数基準、OCXOとの組み合わせ時の設定
変更も対応可能です。
*SGモジュール本体には、クロックモジュールが実装されていますが、外部からの高精度基準クロック入力用
SMAコネクタパターンも準備してあります。
なお実装TCXOのカタログスペックは周波数安定度:±1.5ppm max,