シュトラウス 歌劇 ナクソス島のアリアドネ カラヤン シュワルツコップ ゼーフリート シュトライヒ プライ ショック キュエノー 極美品 1954 EMI
カラヤンのアリアドネです。カラヤンはこの曲を再録音していないので、これが唯一の録音ということになりました。なぜ再録音しなかったについては、未だにいろいろな推測があります。
・余り好きではなかったから…
・1度目のキャストが良すぎて 同じレベルのキャストの再現が困難だから…
・ベーム得意の曲で 良いキャストが全てそちらに流れたから…
・曲の体裁が小劇場向きで ザルツブルグ大劇場には不釣合いだから… などなど
おそらく 全て本当でしょう。擬古典的な曲で カラヤンが80年前後に再録音をした各曲の様な大きな盛り上がりに欠けますし、晩年のベームの得意曲で 折々のベストキャストはベーム側に集中していました。大劇場向きでない事も確かです。ただ 若しカラヤンに再録の意思があれば、例えば レヴァイン盤のキャストをそのまま流用する事は可能だったでしょうし、その気になれば のちの“魔笛” や “トゥーランドット” の様な 破れかぶれ的なキャストを組む事も出来たでしょう。結局は この1回目の録音に満足していて “屋上屋を重ねるのは無駄”と判断していた…と見るのも的はずれではないのだろうと考えます。
ズラリと並んだスターの顔触れの凄いこと。いざという時のレッゲの情熱はデッカを凌ぎます。特にシュワルツコップは ニュアンス豊かで見事。如何にも“富豪の私邸での余興”“お道楽”に呼ばれそうな俗っぽさ 軽薄さまで湛えて 絶妙な出来栄えだと思います。今だと 皆さんワーグナーを歌う様な気組で演られて、こんな役作りは皆無。加えて 若い頃のカラヤンの闊達な音楽。この曲には50年代のカラヤンが打って付けでした。唯一の残念点はモノである事ですが、大オーケストラの響きを求めないこの曲では むしろ歌が良く聞こえて、これはこれで充分な様にも思えます。
グレートレコーディング オブザセンチュリー シリーズの発売です。録音風景を含めた厚~いブックレットが貴重です。
極美品です。開封時のままに綺麗だと思います。こんなブックレットは今後再現不可能でしょう。
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